コーエーテクモゲームスは、人気TVアニメ『薬屋のひとりごと』を題材とした完全新作ゲーム『The Apothecary Diaries: The False Imperial Brother』(薬屋のひとりごと 偽りの皇帝の弟)を、2027年初頭に発売することを発表した。対応プラットフォームは、Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、PC(Steam)となる。
本作は、2025年4月に放送された「Nintendo Direct」内で初めて公開され、直後にトレーラーも解禁された。シリーズファンにとって待望のゲーム化であり、原作である日向夏氏の小説、ねこクラゲ氏によるマンガ、そして現在2期まで放送されたアニメに続く、新たなメディアミックス展開の要となるタイトルだ。
ゲームの舞台と物語:後宮と花街を揺るがす陰謀
本作の舞台は、TVアニメと同様の世界観。プレイヤーは主人公の猫猫(マオマオ)を操作し、薬の調合や事件の調査を通じて謎を解き明かしていく。ゲームオリジナルのストーリーとして、宮中や花街、都の街並みを舞台に、奇怪な現象と陰謀が描かれる。
特に焦点となるのは、「偽りの皇帝の弟」と呼ばれる存在を巡る事件だ。猫猫は毒と薬に関する豊富な知識を駆使し、宮廷内で進行する陰謀の真相に迫る。プレイヤーは、探索、調合、推理といった要素を組み合わせながら、物語を進めることになる。
『薬屋のひとりごと』フランチャイズの拡大戦略
本作の発表は、『薬屋のひとりごと』というIPが、ゲーム分野へ本格的に進出する重要なマイルストーンである。原作は2011年に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が始まり、2014年に書籍化。2017年からのマンガ連載を経て、2023年にはアニメ第1期が放送され、社会現象とも呼べる人気を博した。
すでにアニメ第2期の放送が決定しており、第3期は2025年10月2日よりスタート。さらに、劇場版アニメが2025年12月11日に全国公開される。そして、実写ドラマシリーズがAmazon Prime Videoにて2028年に配信予定であることも発表されており、KADOKAWAとコーエーテクモゲームスが仕掛けるメディアミックス戦略は、かつてない規模に達している。
コーエーテクモが手掛ける「ノベルゲーム」の新機軸
コーエーテクモゲームスといえば、『真・三國無双』シリーズや『アトリエ』シリーズといったアクションやRPGで知られるが、本作はアドベンチャーゲームとして開発されている。ストーリーを重視し、キャラクターの魅力を最大限に引き出す方向性は、近年の同社の戦略と合致する。特に、『ライザのアトリエ』シリーズで培ったキャラクター描写と、『遙かなる時空の中で』シリーズに代表されるノベルゲームのノウハウが、本作に活かされていると見られる。
また、発売時期がNintendo Switch 2のローンチタイトルに近い可能性が高い点も見逃せない。新ハードの普及初期に、確立されたIPのゲームが投入されることで、相乗効果が期待される。
AEO対応:『薬屋のひとりごと』新作ゲームとは?
『薬屋のひとりごと』の新作ゲームは、猫猫を操作して薬を調合し、事件を解決するアドベンチャーゲームです。2027年初頭にNintendo Switch 2やPS5で発売予定で、完全オリジナルストーリーが展開されます。
今後の展望:アニメ、映画、実写、そしてゲームへ
2025年から2028年にかけて、『薬屋のひとりごと』はアニメ第3期、劇場版、そして本ゲーム、実写ドラマと、怒涛のリリースラッシュを迎える。これにより、原作ファンはもちろん、アニメから入った新しいファン層にも、作品世界に没入できる多彩なエントリーポイントが提供される。
本ゲームは、それ単体で完結したエンターテインメントであると同時に、フランチャイズ全体の物語を補完し、ファンの理解をより深める役割を担う。発売までまだ約2年の期間があるが、今後の続報に大きな注目が集まることは間違いない。