プレイ時間2倍、コンテンツ量1.5倍。グラブルリリンクERの全貌

Cygamesが贈る大型拡張版の全貌を、プレイ時間や新難易度など詳細にレポート。

投稿者 central
プレスイベントで明かされた新ボスや育成システムの詳細。
ハイライト
  • プレイ時間は従来の約2倍、コンテンツ量は1.5倍以上に拡大。
  • 新難易度「Chaos」では人気ボス「ザ・ワールド」が登場。
  • アシスト操作がゲーム全体の99%で利用可能になった。

Cygamesが7月9日に発売する「GRANBLUE FANTASY: Relink – Endless Ragnarok(グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロク)」。2024年にリリースされたアクションRPG「GRANBLUE FANTASY: Relink」の大型拡張版として、プレイ時間は約2倍、コンテンツ量は1.5倍以上に膨れ上がった本作の全貌が、このたび開催されたプレスイベントで明らかになった。クリエイティブディレクターの福原哲也氏とディレクターの日髙三四郎氏によるプレゼンテーションとデモプレイ、そして筆者の試遊を通じて、新たなストーリー、バトルシステム、育成要素、そしてシングルプレイ専用コンテンツまで、その圧倒的なボリュームと革新性を詳細にレポートする。

「ザ・ワールド」「ベルゼバブ」が襲来——新難易度「Chaos」のボスクエスト

「エンドレスラグナロク」の物語の中核を担うのが、新たに追加されるボスクエストだ。特に新難易度「Chaos」では、原作「グランブルファンタジー」でも屈指の人気を誇る「ザ・ワールド」と「ベルゼバブ」が、驚くべきギミックを携えて立ちはだかる。加えて、もう1体の未公開ボスもこれらに匹敵する知名度を持つ存在だという。

デモプレイで披露された「ザ・ワールド」戦は、まさに圧巻の一言。このボスは「アーカルムの転世」および「レプリカルド・サンドボックス」で知られる存在だが、本作では1バトル内で第1形態から第3形態まで連続して戦う流れに設計されている。フィールドに配置されるタロットカードは時間経過で「ザ・ワールド」に吸収され、強化されていくため、プレイヤーは隙を見てこれを破壊する必要がある。攻撃が激化する第2形態を経て、第3形態の完全攻略には高度な熟練度が求められるだろう。

「マスタースキル」がもたらす3つの戦闘スタイル——「覚醒」「真髄」「極意」

本作の最も重要な育成革新が「マスタースキル」だ。レベル100に到達したキャラクターに解放されるこのシステムは、Blizzard Entertainmentの「ディアブロ」に着想を得ている。「リリンク」では、プレイヤーの研究が進むにつれて一部のアビリティに使用が集中し、いわゆる「最適解の固定化」が課題となっていた。この問題を解消するため、本作ではアビリティそのものを増やすのではなく、「同じ技でも使い方や狙いを変える」方向に舵を切った。

各キャラクターには「覚醒」「真髄」「極意」の3つのマスタースタイルが用意され、それぞれに応じたスキルをセットすることで、異なるプレイフィールを実現する。例えばグラン(ジータ)の場合、「覚醒」はClass Lv強化、「真髄」は回復アビリティ強化、「極意」はかばう特化といった具合だ。スタイルによっては新たなモードや専用技が解放されるキャラクターも存在し、単なる数値強化を超えた、アクションそのものが変化する体験を提供する。これにより、既存キャラクターでも新鮮な感覚で長く遊べる設計となっている。

「召喚」——操作可能な召喚キャラクターが戦況を一変させる

従来の4人編成の枠を超える新システムが「召喚」だ。バトル中に溜めた召喚ゲージを消費することで、パーティメンバー以外のキャラクターを一時的に直接操作できる。このアイデアの元となったのは、初代プレイステーションの格闘ゲーム「トバル2」で、「クエストモードで登場するモンスターを含めた多くのキャラクターが操作可能になる」というコンセプトを参考にしたという。すでにゲーム内に存在するアセットを活用することで、実現可能な拡張として開発陣が熱意を持って取り組んだ。

実際のバトルでは、リンクアタックや奥義でゲージを溜め、R1ボタンでセットした召喚石を選択。召喚中は無敵状態となるため、敵の危険なラッシュをスルーしながら攻撃を継続できる。さらに、凍結攻撃を持つキャラクターをパーティメンバーと交互に呼び出すことで、狙って敵の動きを止めるといった戦略も可能だ。また、全員の奥義をリンクタイム中にフルチェインさせて発動する「アセンドチェイン」は、ルリアがプロトバハムートを呼び出す大技で、決まった時の爽快感は特筆に値する。

新難易度「Chaos」のボスクエストを実際にプレイ——マギラフリラ、ガランツァを操る

筆者は新難易度「Chaos」のクエスト「怪異」「阿鼻狂乱」「ごっつぁん蟹秋楽」を体験した。最初に挑んだ「邪眼のラグナリオン」戦では、マギラフリラを操作。遠距離から剣を飛ばす戦い方は非常に扱いやすく、接近戦が苦手なプレイヤーにも最適だ。途中何度かダウンしたが、「召喚」でフラカーンを呼び出し、強引に押し切って勝利した。

続く「阿鼻狂乱」では、盾でガードを固める「鉄黒のラグナリオン」を相手に、マギラフリラで相性良く戦う。途中から乱入する「赤兜のラグナリオン」は灼熱状態で高い攻撃力を誇るが、最後は「召喚」から「アセンドチェイン」への流れで見事に決めた。そして「ごっつぁん蟹秋楽」では、相撲技を繰り出す「ヲシ・スモウォーガニ」をガランツァでプレイ。脳筋タイプのキャラクターは、敵に接近してひたすら殴りまくる楽しさがあり、パーティのタンク役としても頼もしい。ステージは水の上の土俵に見立てられており、押し出し攻撃で場外に放り出されるペナルティーも、ユーモラスな作りだ。

「リリンク」から引き継いでも20~30時間——ゲーム全体の99%でアシスト操作が利用可能

開発陣によれば、クリア済みの引き継ぎプレイで急いだ場合でも、クリア時間は20~30時間程度になるという。新たなプレイアブルキャラクター、新難易度「Chaos」、マスタースキル、召喚、そしてライトに楽しめる新ゲームモード「極沌空所」など、まさに盛りだくさんだ。特に注目すべきは、「リリンク」で好評だった「アシスト操作」の使用可能範囲が大幅に拡大した点。従来は「MANIAC」「PROUD」では利用できなかったが、本作では「Chaos」「極沌空所」でも利用可能。唯一使えないのは、エンドコンテンツ中のエンドコンテンツとされる一部要素のみで、ゲーム全体の99%で利用できるようになっている。アクションが苦手な人でも、爽快感や物語を存分に楽しめる設計だ。

「エンドレスラグナロク」は、単なるアップデートを超えた、まさに「完全版」と呼ぶにふさわしい作品だ。初めて「リリンク」を遊ぶ人にも、既に本編を極めたプレイヤーにも、新たな発見と圧倒的なプレイ時間を提供する。7月9日のリリースが待ち遠しい。

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