テレビアニメ『かくなるうえは』の放送開始が2027年1月に決定し、あわせて追加スタッフ情報、キャラクタービジュアル、第1弾プロモーションビデオが公開された。原作は高畑弓と蒲夕二による、ヤングアニマルにて連載中のラブコメディ漫画。2023年2月から連載がスタートし、既刊7巻が発売中。海外展開も進んでおり、北米ではSeven Seas Entertainmentが英語版をリリースしている。
本作は、どこにでもいる普通の高校生が、ひょんなことから“描く”ことを通じて恋と青春に挑む物語。独特のユーモアと甘酸っぱい心情描写が若年層を中心に支持を集め、連載開始からわずか4年足らずでのアニメ化決定は注目に値する。
アニメ『かくなるうえは』2027年1月放送スタート——スタジオと主要スタッフ
アニメーション制作を手がけるのはROLL2。監督には『ブルーロック episode 凪』を手掛けた石川俊介が起用された。シリーズ構成・脚本は、『ウィッチウォッチ』などのデコ アカオが務める。キャラクターデザインは『白聖女と黒牧師』の中川浩美が担当し、本作のビジュアル面を支える。
追加で発表されたスタッフ陣
今回の発表で、以下のスタッフが新たに明らかとなった。
- サブキャラクターデザイン:泉百々夏(『よふかしのうた』作画監督)
- 色彩設計:松浦由里枝(『恋は双子で割り切れない』)
- 美術監督:雑賀亜玲(『株式会社マジルミエ』背景)
- 撮影監督:木舩隼人(EOTA、『にっぽん三国』)
- 3DCG:渡辺雅志(『明日ちゃんのセーラー服』)
- 編集:長谷川舞(editz、『ブルーロック』)
- 音響監督:郷文裕貴(『友達の妹が俺にだけウザい』)
- 音響効果:中原龍太(『人外教室の人間嫌い教師』)
- 音楽:三浦義明
各スタッフは近年の話題作で実績を積んだメンバーが名を連ねており、クオリティへの期待が高まる布陣と言える。
第1弾PVで明らかになった世界観とテイスト
公開されたPVの映像からは、監督・石川俊介が得意とするキレのある演出と、キャラクターデザイン・中川浩美による柔らかく親しみやすい線が融合した、見やすくも印象に残る画面作りが感じられる。原作漫画の持ち味である軽妙な会話劇と、青春ならではの心の揺れ動きが、どのようにアニメーションとして表現されているか、PVの時点で大きな話題を呼んでいる。
なお、PV内では使用楽曲などの詳細は明かされていないが、音楽を三浦義明が担当することから、劇伴にも注目が集まる。
原作漫画の展開とアニメ化への経緯
『かくなるうえは』は、白泉社のヤングアニマルにて2023年2月より連載中。コミックスは第7巻が4月28日に発売され、第8巻は9月29日に発売されたばかりだ。物語は今後も続いており、アニメ放送が2027年1月というタイミングも、原作のストックを十分に確保した上での体制と見られる。
アニメ化が発表された経緯としては、原作の着実な人気拡大と、世界同時展開を見据えた戦略が背景にあると考えられる。特に北米でのマンガ翻訳版は着実に刊行が進んでおり、2024年9月にはSeven Seas Entertainmentがライセンスを取得。第6巻の現地発売は12月22日に予定されている。
『かくなるうえは』とは? 作品概要と見どころ
『かくなるうえは』は“描く”ことをテーマにしたラブコメディだ。高校生たちが絵を通じて感情を伝え合う、というシンプルながらも奥行きのある設定が魅力。昨今の“イラスト・創作”を題材としたアニメ作品(『かげきしょうじょ!!』『ブルーピリオド』など)とも通じるものがあるが、本作はよりコメディ要素が強く、ライトなノリで楽しめる作風となっている。
特に、高畑弓と蒲夕二のコンビが生み出すテンポの良いセリフ回しと、キャラクター同士の絶妙な掛け合いは、アニメーションになることでさらに魅力を増すことが期待される。放送まで約2年強という期間も、制作陣が作品のクオリティを高めるために十分な時間を確保した、と言えるだろう。
放送スケジュールと今後の情報公開に注目
アニメ『かくなるうえは』は2027年1月より放送開始。現在放送枠や配信プラットフォームなどの詳細は未発表だが、今後の続報が待たれる。今回のような追加スタッフ情報や新PVの公開は、定期的に行われると見られ、今後の展開に注目が集まる。