Warframeの「Tauへの道」は一度きり。開発者が理由を明かす

Warframeの重大な節目、新イベント「Tauへの道」が一度きりの開催で10月16日スタート。開発者がその理由を語る。

投稿者 central
ハイライト
  • イベント「一大作戦:Tauへの道」は一度きりの開催で、再開催は予定されていない。
  • 開発者はクリエイティブ上の判断として、一度限りの特別な意味合いを挙げている。
  • プレイヤーはムーンフレッシュを収集し、シャンダナやアーマーセットなどの報酬を獲得できる。

基本プレイ無料アクションゲーム『Warframe』の新イベント「一大作戦:Tauへの道」が、10月16日より開催される。本作のイベントとしては異例となる「一度きりの実施」が予告されており、年内に実装予定の新星系「Tau」へ向かうための準備として位置づけられている。開催を前にデベロッパーのDigital Extremesにメールインタビューを実施し、コミュニティディレクターのMegan Everett氏が、一度きりとした理由やTau星系の変貌について語った。

「一大作戦:Tauへの道」とは?——母艦Praghasaを動かす期間限定イベント

本イベントでは、知覚を持つ母艦Praghasaを動かすため、その燃料となるムーンフレッシュを集めることになる。期間中は日替わりのストーリーアップデートが展開され、ムーンフレッシュを集めることでシャンダナ(マント)やアーマーセットといった報酬を獲得可能だ。

  • 開催日時:10月16日より
  • イベント内容:母艦Praghasaの燃料となるムーンフレッシュを収集
  • ストーリー:日替わりのアップデートで進行
  • 報酬:シャンダナ、アーマーセットなど
  • 実施形態:一度きり(再開催なし)

対応プラットフォームはPC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/iOS/Android。基本プレイ無料で配信中だ。

なぜ一度きり?——開発者が語る「クリエイティブ上の判断」

『Warframe』のイベントは、これまで基本的に再開催を前提に設計されてきた。参加を逃したプレイヤーへの救済のためだ。しかし今回の「一大作戦:Tauへの道」は、その例外となる。

理由についてMegan氏は「クリエイティブ上の判断」と説明する。

「『一大作戦:Tauへの道』は、『Warframe』にとって非常に大きな節目であり、このイベントを一度限りの開催としたのは、その特別な意味合いにふさわしいものにするためのクリエイティブ上の判断です。Tauは今後も時間をかけて発展していきますし、これまでと同様、今後も頻繁にアップデートをお届けしていく予定です」

本作におけるTau星系は、サービス開始当初から物語上の到達点として示されてきた場所。プレイヤーは13年にわたり、その旅路を追い続けてきた。「一大作戦:Tauへの道」は、そうしたコミュニティの歴史と重なるイベントでもある。Megan氏は「Tauへの旅を13年間待ち続けてきたコミュニティの皆さんとともに、この瞬間を共有するために用意したイベント」と語る。

報酬については、通常どおり参加できなかったプレイヤー向けに後日再登場させる方針だ。今後の情報にも注目したい。

Tau星系はセンティエントの大都市へ——「戦争の傷跡」を人間らしく描く

7月のTennoConでは、Tau星系がセンティエントの大都市として描かれることが明かされた。これまで『ペリタの乱』やクエスト『古の同盟』で見せられてきたTauの姿から大きく変貌した光景に、衝撃を受けたプレイヤーも多いだろう。

この世界観の変化はどのように決まったのか。Megan氏は「戦争の爪痕を現実味のあるかたちで描きたかった」と語る。

「新アップデートにおけるTauは、クエスト『古の同盟』で目にしたときから、かなりの時間が経過しています。星系全体が戦争によって荒廃したまま残されており、開発チームはその傷跡を、どこか人間らしさを感じられるかたちで表現したいと考えました。『Warframe』の物語は、さまざまな境遇にある人々の、共感できる物語によって成り立っています。戦争や破壊がどのような爪痕を残すのかを、現実味のあるかたちで描きたいと考えました」

その表現の一つが、環状都市フォルナックスだ。Tau星系のほかの場所にも、それぞれ異なるかたちで戦争の影響が及んでいるといい、今後順次明らかにされていく。

6人モード「氷河の縛り」はレイド復活なのか

今回のアップデートでは、6人で挑む高難度モード「氷河の縛り」も実装された。4人を超える人数でプレイできるモードは、かつて存在したレイド(トライアル)以来となる。

導入のきっかけは、コミュニティからの要望だったとMegan氏は明かす。「より挑戦的な協力プレイを求めるプレイヤーの皆さんから寄せられた多くのフィードバックが、このモードにつながりました」

そのうえで、過去のレイドの評価については冷静に振り返る。

「かつてのトライアル(レイド)モードについては、時間が経つにつれて『Warframe』のゲームプレイには合わないものになっていったと考えています。今回も決して『レイド』を復活させようとしているわけではありません。ただ、実験する余地はあると考えており、今年はそれを試すのに良いタイミングだと感じました」

今年の『Warframe』は、サバイバルホラーに着想を得たミッションタイプや、2体の特性を併せ持つ「2 in 1」のWarframeなど、大胆な挑戦が相次いでいる。「氷河の縛り」もその一環であり、プレイヤーの反応次第では、ほかのモードの6人プレイ化を検討するという。「絶対にないとは言わない」——Megan氏はそう語り、今後の展開に含みを持たせた。

タンチョウヅルに剣舞——NARINが示す東アジア文化との向き合い方

前回のアップデートで実装されたWarframe「NARIN」は、タンチョウヅル(Red-crowned crane)や韓国の剣舞(geommu)など、韓国のテーマが強く盛り込まれたデザインで話題を集めた。こうした文化的要素の取り入れ方について、開発チームが重視しているのは「誠実さ」だという。

「表面的な要素だけを取り入れるのではなく、その奥にあるものまで掘り下げることが私たちにとって重要です。誠実さを大切にしていますし、共感できることも非常に重要です。プレイして楽しく、見た目が格好いいだけでなく、それぞれが独自の個性を持つWarframeをデザインすることに誇りを持っています」

これまでに中国の「WUKONG」、日本の「KOUMEI」、韓国の「NARIN」と、東アジア圏の文化や伝説にフィーチャーしたフレームが登場してきた。ほかの文化圏を題材とした新フレームについては、現時点で具体的な予定は明かされていない。ただし、キャラクターデザインのみならずストーリーテリングの面でも、グローバルな視点での展開を模索しているとしている。

日本のテンノへのメッセージ

最後に、日本のプレイヤーに向けたメッセージを訊いた。

「いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。日本のテンノの皆さんのことを心から大切に思っていますし、変わらず応援し続けてくださっていることに深く感謝しています。皆さんからのフィードバックは私たちにとってとても大切で、日々より良い開発者になるための力になっています。また日本の皆さんに会いに行ける日を楽しみにしています」

『Warframe』はPC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中。新イベント「一大作戦:Tauへの道」は10月16日より開催予定だ。一度きりのこの機会を逃すと、物語の節目をリアルタイムで体験することはできない。13年の時を経て迎える「Tauへの道」を、ぜひ見届けてほしい。

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