パブリッシャーのSecret ModeとデベロッパーのOdd Dreams Digitalは6月12日、PC向けアクションゲーム『Everything is Crab: 生物進化ローグライト』(以下、『Everything is Crab』)の全世界累計売上が50万本を突破したことを発表した。本作は5月8日にリリースされており、発売からわずか約1カ月での快挙となる。昨今のインディーゲーム市場において、新規IPがこれほどの短期間でミリオンセールス目前の数字を叩き出すのは異例のペースであり、その独自のゲーム性と“カニ化”というキャッチーなテーマが国内外のプレイヤーに広く受け入れられた結果と言える。
約1カ月で50万本——発売直後から続く驚異的なセールス
『Everything is Crab』の販売本数は、発売からわずか3日間で20万本を突破していたことが既に伝えられている。そこから勢いを落とすことなく約1カ月で50万本の大台に到達。このペースは、同規模のインディータイトルと比較しても極めて良好なスタートダッシュである。開発元のOdd Dreams Digitalが公式に発表した詳細なデータによれば、リリースから1カ月時点での正確なプレイヤー数は49万8,475人。累計プレイ回数は約1,600万回に上り、プレイヤーによって選択された進化(アビリティ取得)の総回数は4億回を超えているという。
“カニ化”という進化の宿命——独自のゲームシステムが支持される理由
本作は、ローグライク要素を内包したアクションゲームだ。プレイヤーはスライム状の生物を操作し、フィールドに存在する果物を摂取して経験値を獲得、レベルアップとともに様々な生物の特徴を獲得していく。くちばしやしっぽ、甲羅といったパーツを進化させることで攻撃手段や防御力が変化し、その組み合わせにより戦略の幅が広がるのが特徴だ。獲得できるアビリティは125種類以上。「夜行性」や「体温調節」といった環境適応系の能力も用意されており、シナジーを意識したビルド構築が攻略の鍵を握る。本作の最大のトピックは、あらゆる生物が最終的にカニへと収束するという「カニ化」の概念だ。プレイヤーはこの宿命を受け入れるか、あるいは抗いながら独自の進化を遂げるかを選択できる。
プレイヤーが最も選んだ進化は「だ液」と「屈強」
発表されたデータからは、プレイヤーのプレイ傾向も鮮明になっている。最も多く選択された進化は「だ液」で、レアリティを考慮した選択率では「屈強」がトップだったという。攻撃的なビルドと耐久力重視のビルド、両方の人気が高いことが窺える結果だ。これらの統計データは、今後のアップデートによるバランス調整にも活用される可能性が高い。
開発元が語る「タカアシガニ級」の感謝と今後のロードマップ
この快挙を受け、Odd Dreams Digitalはプレイヤーに向けて「タカアシガニ級の感謝」を伝えるメッセージを発表。タカアシガニは日本近海に生息する現生最大の節足動物であり、オスの成体は脚を広げると3メートルを超える。その巨大さに例えた感謝の表現は、開発チームの喜びと驚きを如実に物語っている。開発元は現在、大規模なアップデートの準備を進めており、コミュニティからのフィードバックを反映したバランス調整に着手している。次回のアップデートは今月末に予定されており、その後も数カ月にわたって新コンテンツの追加や利便性の向上が図られる見通しだ。すでに人気を博している本作だが、継続的なアップデートによりさらなる進化が期待される。
『Everything is Crab: 生物進化ローグライト』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信中。ゲーム内は日本語表示に対応しており、日本語環境でもストレスなくプレイ可能だ。