『Forza Horizon 6』にて、SUV「TRD 4Runner」をハイパワーかつ極端な加速設定にすることで発生する“禁断”の無重力回転セッティングが、マップ上に配置された「ボーナスボード」の攻略に実用的だと話題を集めている。このセッティングは、車体が前転しながら跳ねるバグに近い挙動を利用したもので、通常では到達困難な高所や崖の上にある経験値パネルを破壊する手段として、プレイヤーコミュニティで再評価されている。
無重力回転セッティングとは
話題のセッティングは、プレイヤー「POPEYE4372」氏が公開したもので、SUV「TRD 4Runner」のサスペンションとパワーデリバリーを極端にチューニングすることで生まれる。具体的には、車両が地面に接地した瞬間に急激なトルクがかかり、車体全体がバネおもちゃのように飛び跳ねる。この現象が連鎖することで、車は重力を無視したかのような連続前転を開始。通常のドライビングゲームではありえない、コミカルかつ異質な挙動が映像で拡散され、『Forza Horizon 5』の過去作でも知られた“ネタセッティング”が、最新作で再び注目を集めることとなった。
ボーナスボード攻略への応用
本作のマップには、体当たりで破壊することでXPを獲得できる「ボーナスボード」が点在している。これらのパネルは、獲得経験値に応じて1000XP、3000XP、5000XPの3段階に分かれており、高額なものほど「民家の屋根」「登れないコンテナ」「大きな岩の上」といった、通常の走行やジャンプ台だけでは到底届かない場所に設置されている。これまでプレイヤーは、地形を利用した無理なルート探索や、跳ねることで壁を登る特殊なテクニックを駆使する必要があった。しかし、この無重力回転セッティングを用いれば、車を壁面に叩きつけるように回転させ、タイヤのグリップを壁に引っ掛けながら垂直に近い角度で登攀することが可能となる。特に難易度の高い5000XPパネルを、従来の半分以下の時間で破壊できるケースも報告されており、実用的な裏技として認識され始めている。
実際の検証とセッティング導入方法
本稿でも、POPEYE4372氏の公開セッティングを用いて、海辺の切り立った岩場の頂上に設置された5000XPパネルへの到達を試みた。回転の挙動は非常に不安定で、狙った方向に正確に進むには約15分ほどの試行錯誤が必要だったが、最終的には頂上まで到達しパネルの破壊に成功。慣れればさらに時間短縮が可能だと感じられた。このセッティングは、ゲーム内の「共有コード」機能を使って簡単に導入できる。コード「760 319 714」を入力しダウンロード後、少し加速してブレーキを踏むだけで自動的に空中回転が始まる。成功しない場合は、難易度設定で「マニュアル(クラッチあり)」および「ハンドリング(スタンダード)」が選択されているかを確認してほしい。
注意点と運用上のアドバイス
ただし、このセッティングはその特性上、通常のレースやイベントでは完全に制御不能な挙動を示すため、使用はボーナスボード破壊や自由探索に限定するのが賢明だ。また、一部のプレイヤーからは、難易度設定を変更しないと挙動が正しく再現されないという報告もある。バグ技に近い手法であることは否めないため、開発元のPlayground Gamesが将来的に修正パッチを配布する可能性にも留意すべきだろう。ゲーム本来の「物理的な限界に挑戦するパズル的攻略」の楽しみを減じる恐れもあるため、まずは通常の攻略法に挑戦してから、どうしても届かないパネルに悩んだ際の最終手段として活用するのがおすすめだ。
『Forza Horizon 6』の現在と今後
『Forza Horizon 6』は、シリーズ初の日本を舞台としたオープンワールドドライビングゲームで、東京の繁華街から田舎道、峠、雪山まで多様な環境が実現されている。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)、Xbox Series X|Sで、Xbox/PC Game Passにも対応。PS5向けには2026年後半の発売が予定されている。今回のようなプレイヤー発の予想外の挙動が話題となるのは、本シリーズのチューニング自由度の高さと、コミュニティの創造性の賜物と言える。物理エンジンの柔軟性が、新たな遊び方や攻略法を生み出す土壌となっていることは、シリーズの大きな魅力の一つだ。今後も同様の革新的なテクニックや、悪質なグリッチとの境界線上にある発見が報告される可能性は高く、その動向に注目が集まる。