LitGirls: Bookbound Dungeons、PC/コンソールで発表

DANGEN EntertainmentとNANAIRO ENTERPRISEが贈る、名作文学の世界をアニメガールに置き換えたダンジョンクローラーRPGが2027年に登場。

投稿者 central
LitGirls: Bo
ハイライト
  • 本作はTurretGirlsに続くNANAIRO ENTERPRISEの新作で、文学をモチーフにしたダンジョン探索とターン制バトルを融合している。
  • 戦闘システムは4列フォーメーションとHP・Pathosの二重ステータスが特徴で、戦略的な陣形配置が求められる。
  • 作曲家には弘田佳孝と目黒将司が参加し、音楽面でも注目を集めている。

パブリッシャーDANGEN Entertainmentと、TurretGirlsを手がけたデベロッパーNANAIRO ENTERPRISEは、新作ダンジョンクローラーRPG『LitGirls: Bookbound Dungeons』を正式発表した。本作は、名作文学の世界観やキャラクターをアニメ調の少女たちに置き換え、ターン制バトルと危険な探索を融合させた異色のタイトルだ。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2027年前半にリリース予定。コンソール版についても後日アナウンスされる見通しである。

名作文学×アニメガール×ダンジョン探索——コンセプトと世界観

『LitGirls: Bookbound Dungeons』は、『TurretGirls』に続くNANAIRO ENTERPRISEの新作であり、同スタジオが掲げる「Girls World」シリーズの第2弾に位置づけられる。前作がレールガンディフェンスシューティングだったのに対し、今作は文学をモチーフとしたダンジョン探索とターン制戦術バトルを軸に据え、作風を大きく転換している。

プレイヤーは、アリス(『不思議の国のアリス』)、ジュリエット(『ロミオとジュリエット』)、ダンテ(『神曲』)、レイヴン(『大鴉』)など、古典文学を代表するキャラクターをモチーフにした「Girls」たちでパーティを組み、迷宮探索に挑む。ダンジョンは作品ごとに異なるテーマでデザインされ、トラップやモンスター、貴重なリソースがひしめく過酷な世界が広がる。

この「再構築」のアプローチは単なるビジュアル変換にとどまらず、キャラクターの性格や背景にも原作のエッセンスが反映されていると見られ、ファンにとっても新鮮な発見があるだろう。

戦術の要——4列フォーメーションと二重ステータス「HP」「Pathos」

本作の戦闘システムの最大の特徴は、4列フォーメーションによるターン制バトルだ。Girlsは前列と後列に配置され、敵も同様のフォーメーションを組んでくる。各Girlは1ターンに1回の行動が許され、陣形、ポジション、アビリティ、そしてプレイヤーの判断が勝敗を分ける。

さらに、本作はキャラクターの状態管理に2つの指標を採用している点で際立っている。HPが物理的な健康状態を表すのに対し、Pathosは精神状態を示す。HPが0になれば追撃によって死亡するリスクが生じ、Pathosが枯渇すれば戦意を失い戦闘続行が困難になる。この二重構造は、単なるHP管理以上の戦略的深みをプレイヤーに強いるだろう。

そして、被ダメージにはもうひとつ厄介な効果がある。Girlsが受けるダメージが増えるほど、装備が視覚的に破損・消失していくという演出が組み込まれている。戦闘の激しさがキャラクターの見た目に直結するこの仕様は、プレイヤーの愛着と危機感を同時に刺激する仕掛けといえる。

「LOGOS」システム——言葉を力に変える戦術層

戦術のさらなる深みを生むのが、LOGOS(ロゴス)というワード収集システムだ。ダンジョン内で「強力な言葉」を収集し、装備することでパッシブバフを得たり、戦闘中に呼び出して窮地を覆す切り札として使える。どのLOGOSを、どのGirlに、どのタイミングで使うか——装備やスキル、フォーメーションと組み合わせたパーティ構築の自由度は極めて高い。

このシステムは、単なるバフアイテムの枠を超え、言葉そのものに力が宿るという世界観ともリンクしており、ゲームプレイと設定の調和が感じられる。

拠点「アストラル・スクリプトルム」と探索のリスクマネジメント

探索の合間には、時空の狭間に存在する拠点「アストラル・スクリプトルム(Astral Scriptorum)」でGirlsの強化や装備の整備を行う。ダンジョンで得たリソースを元に拠点自体を発展させていく要素も含まれており、探索と育成のループがゲームの核を成す。

各ミッションには明確な目的が設定されているが、それを達成してもGirlsが生還できなければ意味がない。リスクとリターンの天秤を常に意識しながら、どこまで深く踏み込むかを判断する判断力が求められる。

音楽を手がけるのは弘田佳孝と目黒将司——サウンド面でも注目

本作の音楽を担当するのは、『シャドウハーツ』シリーズで知られる弘田佳孝と、『ペルソナ』シリーズの目黒将司という、2人のトップコンポーザーだ。文学的な世界観とダンジョンの緊張感をどのような楽曲で彩るのか、サウンド面でも大きな注目が集まる。

この顔ぶれは、『TurretGirls』とは一線を画すトーンを本作が志向していることの表れでもある。前作のポップでエナジェティックなサウンドから一転、よりドラマチックで深みのある音楽が期待される。

対応言語と18+版——プラットフォーム展開の戦略

『LitGirls: Bookbound Dungeons』は、英語、日本語、繁体字中国語、簡体字中国語に対応。追加言語については後日発表される。また、PC向けには別ストアフロントで18+版もリリース予定で、詳細は追ってアナウンスされる。この2本立ての展開は、NANAIRO ENTERPRISEが前作でも採用した戦略であり、コアなユーザー層への訴求を意図したものと見られる。

今後の展望——2027年のリリースに向けて

発表時点では2027年前半のリリースを目標としており、発売までにおよそ1年強の期間がある。現時点で公開されている情報はコンセプトとシステムの概略にとどまるが、弘田佳孝と目黒将司という音楽面の布陣や、LOGOSシステムの詳細、各ダンジョンのバリエーションなど、今後さらに具体的な情報が明らかになるにつれ、注目度は高まりそうだ。

また、『TurretGirls』の世界観を引き継ぎながらも、まったく異なるジャンルに挑戦するというNANAIRO ENTERPRISEの開発姿勢は、スタジオのポテンシャルと野心を感じさせる。文学を題材にしたダンジョンクローラーというニッチな領域に、アニメ調のキャラクターと戦略性の高いバトルシステムを組み合わせた本作が、国内外のRPGファンにどのような新しい体験を提供するのか——その着地点に注目が集まる。

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