気持ちよさ青天井。ナイトブラッドW体験版、ドット絵版DMCの無限空中コンボ配信中

チェーンフックとバレットタイムが織りなす高速2Dアクションの体験版が登場。

投稿者 central
PC版『ナイトブラッドW』体験版はSteamで無料配信中。
ハイライト
  • チェーンフックは無制限に使用可能で、無限空中コンボを実現している。
  • バレットタイム発動中に標的を捕捉し、瞬時に間合いを詰めるシステムが特徴。
  • メトロイドヴァニア様式の探索マップにファストトラベルも完備されている。

パブリッシャーのハリソンワールドは、Midnight Fantasy Gamesが開発を手がける横スクロール型2Dアクションゲーム『ナイトブラッドW:断罪の狼』の体験版を、PC(Steam)向けに配信中である。本作は日本語表示に完全対応しており、サイバーパンクな未来都市を舞台に、バレットタイムとチェーンフックを組み合わせた高速コンボアクションが最大の売りだ。本稿では、体験版をプレイして得られたゲームプレイの核心と、その独特な世界観について詳報する。

チェーンフック×バレットタイムが生む、2次元の常識を覆す空中戦

本作の代名詞とも言えるシステムが、360度任意の方向へ射出可能な「チェーンフック」と、周囲の時間を遅くする「バレットタイム」の融合にある。プレイヤーはRBボタンを長押しするだけで、いつでもどこでもバレットタイムを発動。スローモーションとなった戦場で右スティックを用いて標的を捉え、ボタンを離せば、瞬時に間合いを詰めて攻撃を叩き込む。これにより、平面的な横スクロールでありながら、縦横無尽な立体的な立ち回りが可能となっている。

そして、このチェーンフックには驚くべきことに、使用回数やクールタイムといった制約が一切存在しない。空中で発動しても、連続で使用しても問題はない。通常攻撃ボタンの連打でコンボは容易に繋がり、空中でコンボを決めている最中に高度が下がっても、チェーンフックで敵に再接近すれば、再び空中コンボを継続できる。いわゆる「無限空中コンボ」を現実のものとしており、『デビルメイクライ』シリーズを彷彿とさせる、ドット絵だからこそ際立つスタイリッシュなアクションを実現している。照準は近くの敵に自動追従するため、短押しによる簡易的な追撃も可能で、システム面でのストレスは極めて少ない。

銃撃とRPG要素が加速させる“インフレ感”

基本アクションとして、SPを消費して放つ銃撃も用意されている。SPは通常攻撃で回復するため、遠距離からチェーンフックで一気に接近し、再度銃撃に移行するといった流れもシームレスに行える。これにより、銃撃すらもほぼ無限に使い続けることが可能だ。さらに、敵を倒して経験値を貯めればレベルアップし、スキルポイントを獲得できる。スキルツリーでは、通常攻撃に浮遊剣を連携させるなど、アクションそのものを強化していく。加えて、敵が落とす「部品」にはレア度や上昇ステータスが設定されたハクスラ要素が存在し、アクティブスキルとパッシブスキルをカスタマイズできる。これらの要素が組み合わさることで、後半になるほどプレイヤーは圧倒的な火力と機動力を手にし、独特の“インフレ感”を味わえる設計だ。

“ソウルドラゴン”の傭兵が辿る、失われた記憶の物語

爽快なアクションの裏側で、本作は重厚なノワールストーリーが紡がれる。主人公はギャング組織「ソウルドラゴン」に所属するエリート傭兵「狼王」ロレト。彼は名家の令嬢エステルと一枚の色褪せた写真を唯一の拠り所としながら、記憶と理性を失いつつある。ゲーム冒頭では、謎めいたフラッシュバックから幕を開け、プレイヤーは彼が辿る7年前の記憶を追体験することとなる。

体験版では3段階の難易度のうち、ノーマルに相当するストーリーモードを選択可能。レトロなピクセルアートで描かれるネオン輝く都市は、ハードボイルドなBGMと相まって、独特の没入感を生み出している。

メトロイドヴァニア風マップと、探索を誘う設計

本作のステージ構成は、四角い部屋が格子状に繋がるメトロイドヴァニア様式だ。訪れたエリアは自動でマップに記録され、上下左右に広がるエリアには、強力な装備やパッシブスキルを獲得できる寄り道が用意されている。ファストトラベルポイントや回復・セーブが可能なポイントも設置されており、ストレスフリーな探索が約束されている。

体験版の範囲では、新たな移動スキルによるエリア拡張こそ確認できなかったが、メインルートにはセリフ付きのイベントが随所に散りばめられており、謎めいたストーリーへの興味が探索の動機として機能していた。

配信情報と今後の展望

『ナイトブラッドW:断罪の狼』は、PC(Steam)向けに2026年第4四半期末に正式リリースが予定されている。現在配信中の体験版は、日本時間6月16日から23日まで開催されるSteam Nextフェスに合わせたものだ。シンプルな操作系でありながら、奥深い自己表現が可能な本作は、2Dアクションゲームに新たな風を吹き込む可能性を秘めている。一味違ったハイスピードアクションを求めるなら、この機会にぜひ体験版に触れてみてほしい。

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