ゲーム開発者のLEMORION(レモリオン)氏とHAGANEIRO(はがねいろ)氏は6月25日、ペイントかくれんぼゲーム『めっちゃカメレオン』のアップデートVer1.9.0を配信した。本アップデートの目玉は、従来の人型キャラクターとは一線を画す、四角いフォルムの新キャラクター「キューブ」の追加である。これまでの「白い人型シルエット」に加え、角ばった形状のキャラクターが選べるようになったことで、隠れ方の戦略に新たな選択肢がもたらされることとなった。
「めっちゃカメレオン」とは——ペイントで自由に隠れる新感覚かくれんぼ
『めっちゃカメレオン』は、真っ白な自分のキャラクターに好きな色を塗り、マップ内に巧みに隠れる”お絵描きかくれんぼゲーム”だ。基本的なルールはシンプルな鬼ごっこ/かくれんぼに近い。ハンター(鬼)は隠れるプレイヤーたちを探索し、発見次第銃で撃つ。全員を見つけ出せばハンターの勝利となる。隠れる側は、物陰や高所で影に紛れる古典的な戦術に加え、ペイント機能を駆使してオブジェクトに擬態したり、背景に溶け込むように色を塗るなど、自由度の高い隠れ方が可能だ。スポイト機能やオンラインマルチプレイにも対応しており、「増え鬼」や「全員で隠れて全員で見つけるダブル」といったバリエーションルールも用意されている。
四角い新キャラ「キューブ」登場——形状の違いがもたらす新戦略
アップデートVer1.9.0で追加された「キューブ」は、頭や手足、胴体が四角くデフォルメされたユニークなビジュアルが特徴だ。これまで使用可能だったキャラクターは、すべて白い人型のシルエットだった。そのため、「キューブ」のような形状の異なるキャラクターが登場した意味は大きい。例えば、マップ内に置かれている四角いオブジェクトに擬態する際、人型よりも”しっくり”馴染む場面が出てくるかもしれない。逆に、丸みを帯びたオブジェクトが多いエリアでは隠れにくい可能性もあり、マップごとの隠れやすさにキャラクター選択が影響を与えるようになる。
待機画面の改良とキャラクター選択システム
アップデートでは、ゲーム開始前の待機画面にも変更が加えられた。従来は固定だったキャラクターを、ゲーム開始前に個別で選択できるようになったのだ。選択肢は、大きさの異なる従来の人型キャラクター3種類と、新たに追加されたキューブ1種類の合計4種類から選べる。これにより、プレイヤーは自分のプレイスタイルやそのときのマップ、チーム構成に応じて最適なキャラクターを選ぶ戦略性が生まれた。また、ゲーム開始前に現在選択されているマップが確認できるようになった点も、戦術を練る上で実用的な改善といえる。
ハンターの調整——ショットガンの発射ディレイ増加
バランス調整として、ハンターが使用するショットガンの発射ディレイが従来の1.5秒から2.0秒へと増加した。この変更により、ハンターが連続して攻撃することが難しくなり、隠れる側のプレイヤーにわずかながら反応の余裕が生まれる。結果として、隠れる側の生存率向上と、より駆け引きの詰まったゲーム展開が期待される。
細かなバグ修正と安定性の向上
そのほか、隠れプレイヤーの位置がずれにくくなる修正や、一時ポーズが止まってしまう問題の修正も実施されている。これらの修正は、ゲーム体験の品質を大きく左右するものだ。特にオンラインマルチプレイにおいて、プレイヤー位置のズレは不公平感やストレスの原因となるため、この修正は歓迎されるだろう。
開発者の軌跡——『ペンギンホテル』『デスバーガー』から大ヒットへ
本作を手掛けるLEMORION氏とHAGANEIRO氏は、これまで『ペンギンホテル』シリーズや『デスバーガー』、UEFN(Unreal Editor for Fortnite)を活用した作品など、独創的なタイトルを多数リリースしてきた実績を持つ。『めっちゃカメレオン』は6月10日のリリースから急速に人気を集め、翌22日時点で700万本を突破する大ヒットを記録している。かくれんぼ系ゲームとしては「Prop Hunt」ジャンルの作品が過去に登場しているが、本作の独自性は「ペイント機能」にある。単にオブジェクトに化けるのではなく、自分で色や模様を塗ることで、より自由でクリエイティブな隠れ方を実現している点が、多くのプレイヤーの支持を集めた要因と考えられる。
今後の展望——金曜日には大型新要素も
なお、Steamのパッチノートによれば、今週金曜日あたりには今回のアップデートよりも規模の大きな新要素が導入される予定だとのこと。具体的な内容は明らかにされていないが、新マップや新たなゲームモードの追加、あるいはさらなる新キャラクターの登場などが期待される。700万本を超えるプレイヤーベースを背景に、開発チームがどのようなアップデートを用意しているのか。『めっちゃカメレオン』の今後の展開から目が離せない。