NTE真紅、スパッツからパンツへ12時間で変更

中国版NTEで実装された新キャラクター真紅の衣装デザインが、わずか12時間でスパッツからパンツに変更される異例の事態。

投稿者 central
NTE真紅の衣装「放課後セーラー」がガチャ実装直後にデザイン変更された経緯とコミュニティの反応。
ハイライト
  • Perfect World Gamesは中国版NTEで新キャラ「真紅」の衣装をリリース12時間で即座に変更した。
  • 変更前はスパッツ風だった下着デザインが、フリル付きパンツ風に差し替えられている。
  • グローバル版ではVer.1.2が未リリースであり、今回のデザイン変更が適用されるかは未定。

Perfect World Gamesが配信中のオープンワールドアクションRPG『NTE: Neverness to Everness』(NTE)において、中国版で実装された新キャラクター「真紅」の衣装デザインが、リリースからわずか12時間で変更されたことが確認された。この迅速な対応は、中国コミュニティで大きな話題を集めている。

『NTE』は、異象と人間が共存する大都市ヘテロシティを舞台に、プレイヤーが異象ハンターとして街の異常現象を解決していく基本プレイ無料のタイトルだ。PC/PS5/iOS/Android向けに4月29日にグローバルリリースされ、現在は7月8日に予定されている大型アップデートVer.1.2「九百九十九夜」に向けた準備が進められている。

真紅の「放課後セーラー」、ガチャ実装直後にデザイン変更

今回の騒動の中心となったのは、Ver.1.2で追加された新キャラクター「真紅」の衣装「放課後セーラー」だ。ドラゴンのような角と大きな尻尾が特徴的な真紅は、異象管理局C.S.U2課に所属するキャラクターで、ゲームプレイでは通常モードと暴走モードの2形態を持ち、変身中は攻撃モーションが変化するほか、非戦闘時の移動速度やクライミング速度が向上するというユニークな性能を備えている。

この「放課後セーラー」は丈の短いスカートが特徴で、カメラアングルや特定のモーションによって下着が見える仕様となっていた。ところが、実際に確認できた下着が「スパッツ」であると一部の中国ユーザーが指摘。これに対して、既存キャラクターのナナリが持つ制服衣装「学園のスター」などではパンツデザインが採用されていることから、セクシー表現が抑制されているのではないかという意見が同作の公式に寄せられていた。

こうした状況を受け、中国版でVer.1.2がリリースされた直後、わずか12時間という短期間でデザインが変更された。変更前は短いスパッツのようなデザインだったものが、フリル付きのパンツ風デザインに差し替えられている。さらに、真紅の別のコスチューム「竜狩り」についても、ショートパンツ風のデザインから足ぐりのカットが大きい形状へと変更されていることが報告されている。

歓迎する声と「デザインに合わない」と批判する声

この変更は、かねてより表現の改善を求めていた一部のユーザーからは歓迎された。しかし、その一方で「肉弾戦スタイルの真紅にはスパッツやショートパンツの方が合っていた」「変更前のデザインの方がキャラクター性にマッチしていた」という否定的な意見も噴出しており、中国コミュニティでは賛否両論の議論が続いている。

特に注目すべきは、この「放課後セーラー」がガチャの報酬として設定されていた点だ。有償のガチャで入手可能なアイテムのデザインが、実装直後に変更されたことに対して、ユーザーの間では「表現規制(censorship)」への懸念が強まっている。一方で、パンツ風のアンダーウェアデザイン自体はこれまでも実装されてきた事例があるため、今回の変更が単なるデザイン上の判断だったのか、それとも何らかの配慮によるものだったのかは、現時点では不明である。

業界に広がる「表現ナーフ」をめぐる議論

ゲーム業界におけるセクシー表現の調整は、今回が初めてではない。例えば、『ゼンレスゾーンゼロ』では、ローアングル時にキャラクターが透明化する「ローアングル対策」が実装されたが、ユーザーからの強い不満を受け、すぐに透明化するアングルが緩和された経緯がある。また、『フォートナイト』では『メタルギアソリッド』のソリッド・スネークや『インビンシブル』のオムニマンといったコラボキャラクターの尻が原作よりも平坦に描写される「お尻ナーフ」が話題となり、一部のファンから残念がる声が上がった。

こうした事例からも明らかなように、キャラクターの性的魅力に関わる表現の変更は、ユーザーの反応が極めて敏感になる領域だ。特に、有償ガチャで入手可能なアイテムや、既存の表現方針からの変更が行われた場合、その影響はさらに大きくなる。今回のPerfect World Gamesの対応は、ユーザーの声に即座に反応したという点では評価できるが、同時に「なぜ事前にこの変更が行われなかったのか」という疑問も残る。

『NTE』は、現時点で日本を含むグローバル版ではVer.1.2がリリースされていない。そのため、今回の中国版での変更がグローバル版にも適用されるかどうかは、今後の情報を待つ必要がある。いずれにせよ、本件はゲームの表現とユーザーコミュニティの関係性、そして開発元の迅速な対応力の両面から、注目に値する事例といえるだろう。

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