JR西日本、自動運転レベル4のバス試験を東広島の公道で開始

JR西日本と東広島市が連携し、自動運転レベル4のバス実証実験を7月7日から公道で開始。

投稿者 central
2027年度末の全区間認可取得を目指し、自動運転バスの技術検証が行われる。
ハイライト
  • 自動運転レベル4のバス試験が東広島市の公道12kmで7月7日から開始される。
  • 大型EVバス「K8 2.0」を使用し、全区間をシステムが完全制御する。
  • 2027年1月下旬には一般乗車体験の機会が設けられる予定だ。

JR西日本aと東広島市は7月3日、自動運転レベル4の認可取得を目指すバスの公道走行試験を、7月7日から東広島市内で開始すると発表した。対象区間はJR西条駅と広島大学東広島キャンパスを結ぶ県道・市道「ブールバール」の約12kmで、全区間を自動運転で走行する。2027年1月下旬から2月上旬にかけて、一般の人が実際に乗車できる機会も設ける予定だ。

自動運転レベル4とは 特定条件下での完全自動運転

レベル4は、特定の条件下においてシステムがすべての運転タスクを担う「高度自動運転」を指す。現行のレベル3がドライバーによる即時介入を前提としているのに対し、レベル4では緊急時も含めてシステムが対応するため、運転席に人がいる必要がなくなる。両者は2027年度末までに走行全区間での認可取得を目標に掲げており、今回の試験で定常運転時の自動運転化実現のめどを立てたい考えだ。

試験の詳細 期間、ルート、使用車両

試験は2027年2月上旬まで、基本時間帯を9時から17時として実施される。使用車両は大型EVバス「K8 2.0」。ルートは西条駅から広島大学を経由して西条駅に戻る周回コースで、西条駅、広大中央口、広大西口、大学会館前の4つのバス停を利用する。前方への急な割り込みには急ブレーキが作動するほか、周囲の状況を判断したレーンチェンジも自動で行う。車体には期間中「自動運転 公道実証実験中」と標記される。

これまでの経緯と今回の新たな取り組み

両者は自動運転・隊列走行BRT(バス高速輸送システム)の導入に向けた実証実験を2023年度から積み重ねてきた。今回はこれまでの実験で明らかになった課題への対策を講じ、その効果を検証するフェーズにあたる。体制としては、東広島市が全体管理を担当し、JR西日本がプロジェクトマネジメントと技術開発を担う。JRバス中国がテストドライバーと車両保守、先進モビリティが自動運転制御システムを提供する。広島県、広島大学、芸陽バスも協力する体制だ。

一般公開と今後のスケジュール

一般の人が乗車できる機会は2027年1月下旬から2月上旬にかけて設けられる見通しだ。自動運転バスがどのような乗り心地なのか、実際に体験できる貴重な機会となるだろう。両者は2027年度末までの全区間でのレベル4認可取得を目標としており、今回の実証実験はその重要なマイルストーンとして位置づけられる。技術的なハードルや社会的受容性の確認など、残された課題の克服に向けた動きが今後も注目される。

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