亰都ザナドゥ、ペルソナ×メトロイドヴァニアな学園生活シムが好評

ペルソナ系学園生活シムと横スクロールアクションが融合した新感覚RPG、亰都ザナドゥが好評。

投稿者 central
本作は学園生活とメトロイドヴァニア探索を融合し、コンパクトなスケール感で好評を得ている。
ハイライト
  • 亰都ザナドゥはペルソナ系学園生活シムとメトロイドヴァニアの横スクロールアクションを融合した異色作である。
  • ダンジョンはコンパクトに設計され、学園活動が戦闘にフィードバックされるシステムが好評だ。
  • 8000円前後の価格帯ながら、遊びやすさを重視したスケール感が現代のゲーマーに合っている。

今週の「Now Gaming」では、編集部員がそれぞれの視点でプレイしたタイトルを持ち寄った。その中でも特に注目を集めているのが、『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』だ。本作は『東亰ザナドゥ』の流れを汲むアクションRPGで、学園生活とダンジョン探索という二重生活を軸にしている。10時間ほどプレイした編集者が語るところによれば、これはまさに「ペルソナ系のメトロイドヴァニア」とも言うべきユニークな仕上がりを見せているという。

「亰都ザナドゥ」が実現した、ペルソナ系学園生活シムと横スクロールアクションの融合

『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』は、対応プラットフォームをPS5、Nintendo Switch、Nintendo Switch 2、そしてPC(Steam)と幅広く展開している。本作の最大の特徴は、いわゆる「ペルソナ系」の学園生活シミュレーション要素を採用しつつ、ダンジョン探索部分をメトロイドヴァニア風の横スクロールアクションに落とし込んでいる点にある。

従来のこのジャンルは、3Dで大規模なフィールドを構築し、プレイ時間が80時間を超えるようなボリュームになるケースが多い。しかし、その分だけ「間延び」が生じることも否定できない。本作はそこを巧みに回避している。ダンジョンは横スクロールのメカニクスで構成され、探索そのものがコンパクトに設計されているのだ。勉強や課外活動といった学園での行動が戦闘にフィードバックされるシステムも継承されており、ゲームとしてのまとまりの良さが光る。

遊びやすさを重視したコンパクトなスケール感

価格帯は8000円前後と、決して安くはない。そのため、ボリューム面で「もう少し規模が欲しい」と感じるプレイヤーがいるのも理解できる。しかし、本作の魅力はむしろその遊びやすさにある。複雑化・長時間化が進むRPGジャンルにおいて、本作は「ペルソナ系ゲームのおいしいところだけを凝縮した」ような体験を提供する。超ディープな学園生活シミュレーションを求める向きには物足りないかもしれないが、限られた時間で濃密な体験を楽しみたいという層には、このコンパクトさは大きなアドバンテージとなるだろう。

今週の注目タイトル:多彩なラインナップが目白押し

今週の「Now Gaming」では、『亰都ザナドゥ』以外にも注目すべきタイトルが多数紹介された。それぞれの編集者が選んだプレイレポートのエッセンスを、以下にまとめる。

『Super Yooka-Laylee Kart』:マリオカート風レースゲームの新たな挑戦

『ユーカレイリー』シリーズのスピンオフとなるレースゲーム『Super Yooka-Laylee Kart』のプレイテストが実施された。お馴染みのキャラクターたちがレーサーとして参戦し、加速・グリップ・重量のバランスが異なるのが特徴だ。ドリフトからのミニターボや、コイン収集による最高速度アップなど、『マリオカート』シリーズの影響を色濃く受けていることは明白で、同ジャンルへの参入には意外性もあった。しかし、良質な要素を取り入れつつ新要素も導入する方針であり、完成度への期待が高まる。

『nophenia』:解釈と想像の余地を残す不思議な世界

雰囲気ある不思議な世界を歩くだけの作品『nophenia』は、プレイヤー自身の解釈や想像に委ねられる作品だ。確たる答えが提示されるわけではないからこそ、語ることがかえって体験を損なうかもしれない、という編集者の配慮が印象的だった。夢のように因果や論理が通用しない世界観は、それ自体が一つの魅力と言える。

『LOVE ETERNAL』:不穏な世界観と高難易度アクションが生む独特の達成感

日本語対応の高難易度2Dアクションゲーム『LOVE ETERNAL』は、孤独な少女マヤが謎の城を攻略する物語だ。重力反転を巧みに使い、トゲやレーザーをかわしながら進む。レスポンスの良い操作感と、ステージ前のセーブポイントによるテンポの良いリトライが特徴的で、難しさとストーリーの不穏さが、クリア時の安心感という不思議な体験を生み出している。

『アーケロン』:装備を自由に試せる3v3モードで変身システムを堪能

バトルロイヤル『アーケロン』では、CBTにて3v3のチーム戦モード「スパイアーズ」が実装された。バトルロイヤルメインの「アセンション」モードでは装備のランダム性に悩まされるが、スパイアーズではショップで自由にビルドを組めるため、本作の特徴である「エターナル装備」を揃えて変身するシステムを気軽に試せる。試行錯誤のコストが低い点が、上達への確かな道筋を感じさせる設計だ。

ペルソナ系RPGの新たな選択肢として

『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』は、ペルソナ系ゲームのエッセンスをコンパクトに、かつアクション性高く味わえる異色作と言える。従来の大作RPGに求められる膨大なプレイ時間がネックになっている現代において、この「適度なスケール感」はむしろ強みになるかもしれない。これから夏休みを迎える学生にとってはもちろん、仕事や学業でまとまった時間が取りにくい大人のゲーマーにとっても、一つの有力な選択肢となるだろう。学園生活と横スクロールアクション、二つの世界を軽やかに行き来するこのゲームは、ジャンルの垣根を越えた新しい体験を提供してくれるはずだ。

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