任天堂は2026年6月9日に放送した「Nintendo Directa」において、Nintendo Switch 2向けの大型タイトルを多数発表した。注目すべきは、初代Nintendo Switchからの累計販売本数が1億4,600万本を超えるプラットフォームの後継機に向けて、ファーストパーティの看板シリーズに加え、サードパーティ各社の強力なタイトルが一挙にラインアップされた点にある。本稿では、その全貌を詳細に解説する。
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が2026年にリメイク—— Nintendo Switch 2で復活
本Directで最も大きな話題をさらったのが、1998年にNINTENDO64向けに発売され、アクションアドベンチャーの金字塔と評価される『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のリメイク発表である。本作はNintendo Switch 2向けに2026年の発売が予定されており、グラフィックや操作体系を現世代機向けに刷新した完全版として登場する。ゲーム史に残る名作が、どのような形で現代に蘇るのか、ファンの期待は膨らむ一方だ。
スクウェア・エニックス、『キングダム ハーツIV』をNintendo Switch 2向けに正式発表—— シリーズ初の完全新作が遂に
スクウェア・エニックスは、待望のナンバリング最新作『キングダム ハーツIV』のトレイラーを公開し、本作がNintendo Switch 2を含むマルチプラットフォームでリリースされることを正式に発表した。トレイラーでは主人公ソラが新たな世界で戦う姿が確認でき、シリーズのディレクターを務める野村哲也氏の手腕にも注目が集まる。これに先駆け、シリーズのメインライン3作品を収録した『キングダム ハーツ コレクション [I~III]』もNintendo Switch 2向けに2026年10月8日発売が決定。新規プレイヤーにとっては、シリーズの世界観に触れる絶好の機会となるだろう。
任天堂ファーストパーティが全力—— 『ゼノブレイド』シリーズ最新作と『ファイアーエムブレム』新作を公開
モノリスソフトが手がけるRPGシリーズの最新作『ゼノブレイド ジェネシス』も、本Directでサプライズ発表された。広大な世界観と壮大なストーリーで知られるシリーズの完全新作ということで、コアなRPGファンから大きな注目を集めている。また、同日には『ゼノブレイド クロニクルズ ディフィニティブ・エディション Nintendo Switch 2 Edition』のデジタル版とアップグレードパックの販売が開始され、パッケージ版は7月30日に発売される。
一方、戦略シミュレーションRPGシリーズの新展開として、『ファイアーエムブレム フォーチュンズ・ウィーブ』が発表された。完全新規のストーリーとキャラクターで展開されるという本作は、シリーズの伝統を継承しつつ、新たな挑戦を見せる意欲作となりそうだ。
HD-2Dで蘇る『ファイナルファンタジー』—— 『FINAL FANTASY RESONANCE』が10月22日発売
スクウェア・エニックスは、同社が得意とするHD-2Dグラフィックを採用した完全新作『FINAL FANTASY RESONANCE』を発表。本作は「ピクセルアートが進化し続けていたら、クラシックなFFはどうなっていたか」というコンセプトのもと開発されており、Nintendo Switch 2とNintendo Switchの両方で2026年10月22日に発売される。ダイナミックなカメラワークと進化したドット絵の融合は、往年のファンに新たな感動をもたらすだろう。
スプラトゥーンとSwitch Sportsが新展開—— 『スプラトゥーン レイダーズ』と『Nintendo Switch Sports Resort』
任天堂の人気アクションシューティングシリーズからは、新作『スプラトゥーン レイダーズ』が初公開された。バトルシステムの大幅な刷新が予告されており、シリーズの新たな方向性が示された。また、『Nintendo Switch Sports』の拡張版となる『Nintendo Switch Sports Resort』も発表。新たなアクティビティとロケーションが追加され、家族や友人とのパーティプレイに一層の厚みが加わる。
サードパーティも充実—— アトラス、シフトアップ、カプコン、フロム・ソフトウェアが強力タイトルを投入
サードパーティの顔ぶれも非常に豪華だ。アトラスはスタジオ・ゼロが手がける『メタファー:リファンタジオ』をNintendo Switch 2向けに2026年11月12日発売すると発表。また、シフトアップのアクションRPG『ステラーブレイド』や、カプコンのオープンワールドアクション『ドラゴンズドグマ2: ダークアリズン』もNintendo Switch 2向けにリリースされることが明らかになった。
フロム・ソフトウェアからは、Nintendo Switch 2向け完全新作として『The Duskbloods』が2026年内に発売される。本作はダークソウルやエルデンリングを手がけたスタジオによる新規IPであり、クローズドネットワークテストの実施も予告されている。さらに、カプコンは『鬼武者 Way of the Sword』と『デビル メイ クライ5 デビルハンターエディション』を、Neowizは『Lies of P: コンプリートエディション』を発表した。
ドラクエ、ワンピース、呪術廻戦—— 人気IPのタイトルも続々
『ドラゴンクエスト』シリーズからは、モンスターを仲間にして育成する『ドラゴンクエストモンスターズ ザ・ウィザードワールド』が12月3日に発売決定。バンダイナムコエンターテインメントは、カイロソフトが開発するレストラン経営シミュレーション『ONE PIECE: グランドグルメ』を10月23日に発売する。本作には400人以上のキャラクターが登場し、原作ファンも楽しめるユニークな内容だ。
アニメ・マンガファンに向けては、『呪術廻戦』を題材にしたバトルロイヤルアクション『JUJUTSU KAISEN RUMBLE: SURVIVATON』が発表された。また、『DELTARUNE』のチャプター5が2026年6月24日に無料アップデートとして配信されることも明らかになり、こちらも見逃せない。
その他の注目タイトル—— 『Minecraft』『RuneScape』『Rayman』などバラエティ豊か
その他、本Directで発表された主なタイトルは以下の通りだ。
- 『Minecraft: Nintendo Switch 2 Edition』(2026年発売予定)
- 『RuneScape: Dragonwilds』(2026年9月15日発売)
- 『Muramasa: Revenant Blades』(新作アクションRPG)
- 『Ninjala 2: The Uncharted Planet』
- 『Lords of the Fallen II』(2026年秋発売予定)
- 『Rayman Legends Retold』(U Can’t Touch This音楽マップが話題に)
- 『Orbitals』(Nintendo Switch 2専用、2026年9月3日発売)
- 『Hello Kitty Party Land』(Nintendo Switch 2 / Switch両対応、10月29日発売)
加えて、『ポケモンポコピア』のエキスパンションパスが本日より販売開始となったほか、人気パーティゲームの続編『ピクニク2』が2027年にNintendo Switch 2向けに発売されることも発表された。
今回のNintendo Directの内容を総合すると、Nintendo Switch 2は発売から間もない段階でありながら、『ゼルダの伝説』『キングダム ハーツ』『ゼノブレイド』『ファイアーエムブレム』『ドラゴンクエスト』といった大型IPを中心に、極めて充実したソフトラインアップを揃えている。特に、サードパーティの積極的な参入姿勢は、前世代機であるNintendo Switchの成功がハードウェアの性能だけでなく、ソフトウェアの充実によって支えられたことを証明するものだ。今後のさらなるタイトル追加や、未発表のファーストパーティタイトルの動向にも、引き続き注目していきたい。