Frogwaresは本日、ラヴクラフト的世界観をベースとしたサバイバルホラーゲームの続編『The Sinking City 2』を2025年8月18日に発売すると発表し、同時に全エディションのデジタル予約受付を開始した。価格はスタンダードエディションが49.99ドル(約7,500円)に設定され、PS5aaa、Xbox Series、PC(Steam、Epic Games Storea、GOG)向けにリリースされる。ウクライナの開発チームが遠隔体制で進めてきた本作は、シリーズ史上最も野心的なタイトルとして仕上がっている。
発売日は8月18日、価格は49.99ドルから
『The Sinking City 2』の発売日は2025年8月18日。対応プラットフォームはPS5、Xbox Series、PC(Steam、Epic Games Store、GOG)で、スタンダードエディションの価格は49.99ドル(約7,500円)に設定された。Frogwaresのパブリッシングディレクターを務めるSergiy Oganesyan氏は、「予約受付が始まったことは、ゴールラインに到達したことを意味する。本作は私たちがこれまでに手がけた中で最も野心的なタイトルであり、ウクライナ国内外のチームが遠隔で開発を進めてきた」とコメントしている。
価格設定についてOganesyan氏は、「現在のサバイバルホラーゲームの多くは60ドル以上で発売されているが、我々は49.99ドルという価格を選んだ。より多くのプレイヤーにArkhamの世界に足を踏み入れてほしいという思いからだ」と説明。開発体制の厳しさを考慮しつつも、プレイヤーへの公平性を重視した判断と言える。
Unreal Engine 5.8への移行とPC動作要件
本作の開発において特筆すべきは、発売の約2カ月前というタイミングでUnreal Engine 5.8への移行を決断した点だ。Oganesyan氏は「パフォーマンスの向上がプレイヤーにとって価値があると確信したからだ」と述べており、最新エンジンによる描画品質と最適化の両立を目指している。
PC版の動作要件も同時に公開された。最小構成ではIntel Core i7-8700KまたはAMD Ryzen 5 3600X、メモリ16GB、GPUはGeForce GTX 1070またはRadeon RX 5700(8GB)を要求。ストレージは70GBの空き容量が必要で、SSDの使用が必須となる。推奨構成ではCore i5-14600KまたはRyzen 5 7600X、32GBメモリ、GeForce RTX 4070 TiまたはRadeon RX 7900 XT(12GB VRAM)と、やや高めのスペックが求められる。推奨環境で1440p・60fps(Balancedプリセット)をターゲットとしており、TSRなどのアップスケーリング技術の活用が前提となっている。
3つのエディションと予約特典の詳細
予約購入者には、特典として「Chthonic Arsenal Pack」が提供される。これは「Shale Mary」ハンドガン、「Breakwater」ショットガン、「Tektite Tommy」サブマシンガンの3種類の神話的武器で構成され、それぞれ独自の外観と性能を備えている。
さらに、2つのプレミアムエディションも用意された。Deluxe Edition(54.99ドル)には基本ゲームと予約特典に加え、「The Arkham Field Kit」が同梱。これは主人公用の3種類の衣装(The Anatomist、The Witness、Heretic Heraldry)、アーリータレント解放用のDream Essence 3個、そして回復アイテムやクラフト素材を含むリソースパックで構成される。Premium Edition(59.99ドル)にはこれらに加えて、追加ミッション「Holloway Manor」と24時間のアーリーアクセス権が含まれる。
「Holloway Manor」——本編に持ち越し可能なリボルバーが報酬に
プレミアムエディションにのみ付属する「Holloway Manor」は、Arkham市外の崖の上に建つ屋敷を舞台にした追加コンテンツだ。古い一族の歴史がオカルト的実践へと変質していった過程を描くこのミッションでは、パズルボックスのように組み合わさった部屋や、遺物が鍵を開ける仕掛けが用意されている。探索を進めることで、本編に持ち越し可能なリボルバー「Bucking Bronco」を入手できる。
PC版の動作要件——SSD必須、推奨はRTX 4070 Tiクラス
FrogwaresはPC版の動作要件も同時に公開した。最小構成ではWindows 11 x64、Core i7-8700KまたはRyzen 5 3600X、16GBメモリ、GeForce GTX 1070またはRadeon RX 5700(8GB)が必要。ストレージは70GBの空き容量があり、SSDが必須となる。1080p・30fps(Lowプリセット)をターゲットとしており、TSRなどのアップスケーリング技術の使用が前提だ。
推奨構成は一気にハードルが上がり、Core i5-14600KまたはRyzen 5 7600X、32GBメモリ、GeForce RTX 4070 TiまたはRadeon RX 7900 XT(12GB VRAM)を要求。1440p・60fps(Balancedプリセット)を目標としており、こちらもTSRの活用が想定されている。DirectX 12必須、OSはWindows 11 x64のみ対応。SSDが必須である点も見逃せない。
3つのエディションと予約特典「Chthonic Arsenal Pack」
予約購入者全員に付与される「Chthonic Arsenal Pack」は、3種類の神話的武器で構成される。ハンドガン「Shale Mary」、ショットガン「Breakwater」、サブマシンガン「Tektite Tommy」のいずれも、独自の外観と性能を持ち、異界の勢力に対抗するための強力な選択肢となる。
Deluxe Edition(54.99ドル)にはこれに加えて「The Arkham Field Kit」が同梱。主人公用の3種類の衣装(The Anatomist、The Witness、Heretic Heraldry)、アーリータレント解放用のDream Essence 3個、そして弾薬や回復アイテム、クラフト素材を含むリソースパックがセットになっている。Premium Edition(59.99ドル)はさらに、追加ミッション「Holloway Manor」と24時間のアーリーアクセス権を追加。発売日前からプレイを開始できる点は、コアファンにとって大きな魅力となるだろう。
「Holloway Manor」——ラヴクラフト的世界観を体現する追加ミッション
Premium Editionにのみ含まれる「Holloway Manor」は、Arkham市郊外の崖の上に建つ屋敷を探索するミッションだ。古い一族の歴史がオカルト的実践へと変質していく過程を描いており、ラヴクラフトが好んだ「血脈に連なる呪い」や「決して終わらない儀式」といったテーマが色濃く反映されている。部屋はパズルボックスのように組み合わさり、埃をかぶった家宝が新たな道を開く仕掛けが随所に施されている。このミッションをクリアすることで入手できるリボルバー「Bucking Bronco」は、本編にも持ち越し可能だ。
PC動作要件の詳細——SSD必須、推奨スペックはRTX 4070 Tiクラス
PC版の動作要件は以下の通り。注目すべきは、OSがWindows 11 x64のみ対応で、Windows 10はサポート外となっている点だ。また、ストレージはSSDが必須で、HDDでは動作が保証されない。
- 最小構成:Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X、16GB RAM、GeForce GTX 1070 / Radeon RX 5700(8GB)、DirectX 12、SSD 70GB。1080p・30fps(Lowプリセット)をターゲット。TSRなどのアップスケーリング技術の使用を前提。
- 推奨構成:Core i5-14600K / Ryzen 5 7600X、32GB RAM、GeForce RTX 4070 Ti / Radeon RX 7900 XT(12GB VRAM)、DirectX 12、SSD 70GB。1440p・60fps(Balancedプリセット)をターゲット。TSRの活用でさらなるパフォーマンス向上が見込める。
推奨スペックがRTX 4070 Tiクラスとやや高めであることから、本作はUnreal Engine 5.8の最新機能をフルに活用したグラフィックス表現を志向していることがうかがえる。一方で、最小構成はGTX 1070と、前世代のミドルレンジGPUでも動作するよう調整されている点は、幅広いPC環境への配慮と言える。
『The Sinking City 2』とは——ラヴクラフト的サバイバルホラーの進化
本作は、2019年にリリースされた『The Sinking City』の正統な続編である。前作がオークションベイの浸水した街を舞台にした探索型ホラーだったのに対し、今作はArkham(アーカム)の街を舞台に、より純粋なサバイバルホラーとしての方向性を打ち出している。Frogwaresはウクライナのスタジオであり、現在も遠隔勤務体制で開発を継続。同スタジオは『Sherlock Holmes』シリーズでも知られ、緻密な世界構築とストーリーテリングに定評がある。
本作の最大の特徴は、ラヴクラフト作品に登場する「Arkham」を舞台に、人間の理性が崩壊していく過程を描く点にある。プレイヤーは狂気と現実の境界が曖昧になる街を探索し、限られたリソースの中で生存を目指す。前作が探索と推理の要素を強く持っていたのに対し、続編ではよりサバイバルホラーとしての緊張感が強調されている。
予約特典とエディション比較——どのエディションを選ぶべきか
予約特典「Chthonic Arsenal Pack」は全エディションに付属する。これに加えて、Deluxe Editionでは「The Arkham Field Kit」が、Premium Editionではさらに「Holloway Manor」と24時間のアーリーアクセスが提供される。価格差はスタンダードからPremiumで10ドル。追加ミッションと先行プレイを重視するならPremium Edition、衣装やリソースパックが欲しいならDeluxe Edition、と目的に応じた選択が可能だ。
ウクライナからの挑戦——遠隔開発が生んだサバイバルホラー
Frogwaresはウクライナのスタジオであり、現在も多くのメンバーが国内で遠隔勤務を続けながら開発を進めている。Oganesyan氏は「ほとんどのスタジオが計画する必要のない状況下で、チームはリモートで作業を続けてきた」と述べており、本作のリリース自体が困難を乗り越えた成果であることを示唆している。同スタジオは『Sherlock Holmes』シリーズでも知られ、緻密な世界構築とストーリーテリングに定評がある。『The Sinking City 2』は、そうした同社の強みをサバイバルホラーというジャンルで最大限に発揮した作品と言えるだろう。
発売日は2025年8月18日。対応プラットフォームはPS5、Xbox Series、PC。予約は各ストアで現在受付中だ。新たに公開されたトレーラー「Provisions of Sanity」も併せて確認しておきたい。