リバキナ、世界1位初戦で118位に敗れる

投稿者 central
リバキナ、世界1位初戦で

中国オープン(WTA 1000/北京)で、世界ランキング1位のエレナ・リバキナが2回戦で衝撃的な敗退を喫した。相手は予選を勝ち上がってきたアリーナ・チャラエワ(世界118位)。リバキナにとっては全米オープン優勝後初の実戦であり、女王として迎えた初めての大会でのまさかの早期敗退となった。

チャラエワが歴史的勝利——ランク118位の快挙

試合は3-6、6-4、6-3でチャラエワに軍配が上がった。第1セットを奪われながらも、その後2セットを連取する粘りのテニスで金星を挙げた。この勝利により、チャラエワは1975年にWTAランキングが導入されて以降、セットダウンから世界1位を破った最も低いランクの選手として歴史に名を刻んだ。

24歳のアルメニア人選手であるチャラエワは、ブレークポイント8回中5回を変換する勝負強さを発揮。さらにファーストサーブ時の勝率76%という安定したサービスゲームで、リバキナに主導権を渡さなかった。試合時間は2時間11分に及ぶ熱戦となった。

リバキナ、全米後初戦で精彩を欠く

リバキナは先月の全米オープンでアリーナ・サバレンカを破り、4大会目のグランドスラム制覇を達成。その後に出場予定だったカザフスタンのビリー・ジーン・キング・カップ決勝を「肉体的に厳しい月だった」と欠場しており、調整期間を経ての北京入りだった。

しかしこの試合、リバキナは7本のダブルフォルトを記録するなど、サーブの安定感を欠いた。第1セットこそ得意のパワフルなストロークで主導権を握ったものの、第2セット以降はチャラエワの粘りに崩れる場面が目立った。

チャラエワは3回戦でイギリスのソナイ・カルタルと対戦する。

男子シングルス——ズベレフが順当勝ち、ジョコビッチとの準々決勝へ

男子シングルスでは、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が地元中国の英雄、シャン・ジュンチェンを6-0、6-3のストレートで退け、準々決勝に進出。全米オープンとレーバーカップに続き、好調を維持している。

準々決勝でズベレフを待つのは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/39歳)。ジョコビッチはこのATP 500大会で31戦無敗という驚異的な記録を保持し、大会最多6度の優勝を誇る。グランドスラム24勝のレジェンドと、現在の男子ツアーを牽引する若きエースの一戦は、今大会最大の注目カードとなる。

ジョコビッチとズベレフの対戦成績は、ジョコビッチが8勝4敗とリードしているが、直近の全米オープン準決勝ではズベレフが4セットで勝利。クレー以外のサーフェスでは両者の実力が接近しており、今回の準々決勝も互角の戦いが予想される。

中国オープンが示すテニス界の勢力図変化

リバキナの早期敗退とチャラエワの歴史的勝利は、WTAツアーにおける層の厚さを改めて示す結果となった。シード選手の安定した成績が当然視されるトップ大会であっても、予選を上がってきた選手が世界1位を破る——その事実は、女子テニスの競争の激しさと、いつ何が起こるかわからないスリリングな展開を象徴している。

一方、男子ツアーでは37歳のジョコビッチが依然として君臨し続けているが、ズベレフ、アルカラス、シナーら次世代の台頭により、その座も安泰ではない。北京での準々決勝は、新旧交代の流れを占う重要な一戦となるだろう。

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