カプコンは9月15日、『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』(以下、アセンダンス)における太刀の武器紹介動画を公開した。本動画をもって『アセンダンス』での全14武器種の紹介動画が出揃ったことになる。太刀は新システム「ブーストブレイサー」により、見切り斬りを軸とした従来の立ち回りがさらに進化。「相殺」効果を持つ攻撃が追加され、攻防一体のプレイスタイルが一層際立つ内容となっている。
『アセンダンス』は超大型拡張コンテンツとして発表されており、本編から続くストーリーが展開される。新たな舞台は上空に浮かぶ大地。新フィールドの追加に加え、高難度クエストランク「マスターランク」が実装される。新モンスターに加え、存在だけで天災級の影響を及ぼす古龍種がプレイヤーの前に立ちはだかる。すでにクシャルダオラ、ラオシャンロン、そして雷雲を操る新たな古龍「グンドラージャ」の登場が確認されている。
ブーストブレイサーがもたらす太刀の新たな戦術
本作で導入された新要素「ブーストブレイサー」は、起動によってハンターのアクション性能を一定時間強化し、新たな派生技を使用可能にするシステムだ。強力な攻撃を放つ「ブースト発動アクション」を繰り出すことでブースト状態へ移行できる。このブースト状態により、太刀はさらにスピーディな立ち回りが可能になっている。
公開された動画では、太刀が相殺後の追撃を次々と繰り出す様子が確認できる。特に注目すべきは、気刃斬りに似たアクションが従来より明らかに高速化されている点だ。ブースト状態では気刃ゲージの蓄積効率も向上すると見られ、これまで以上に攻撃の手を緩めない戦術が組み立てられそうだ。
太刀に実装された「相殺」とその意義
今作の太刀には、相手の攻撃を打ち消す「相殺」効果を持つアクションが新たに加わった。太刀は元来、見切り斬りによるカウンター性能が武器種のアイデンティティの一つだった。しかし、相殺は発動後の追撃がより直接的かつ高速であり、攻撃のリズムを崩さずに相手にプレッシャーをかけ続けられる点が異なる。
具体的なアクションとして、動画内では太刀がモンスターの攻撃を受ける瞬間に斬り込んで攻撃を相殺し、そのまま連続斬撃に移行するコンボが何度も映し出されている。これにより太刀の特徴である「攻めの手を緩めないスタイル」が、より強固なものになったと言える。
全14武器種の紹介完了と今後の展開
今回の太刀動画公開により、『アセンダンス』の全武器種の武器紹介動画が出揃った。各武器種はブーストブレイサーによってアクションの幅を広げており、異なる戦術が可能となっている。今後の実機プレイでどの程度奥行きのあるバトルが展開されるのか、期待が高まる。
9月19日から21日にかけて一般公開される東京ゲームショウ2026では、本作の試遊が出展予定だ。いち早く太刀の新アクションを体感したいハンターは、ぜひ現地のブースを訪れてみるといい。また、9月16日23時から配信される「カプコンスポットライト|TGS 2026」でも、本作に関するさらなる情報が公開される見込みで、続報に注目が集まっている。
太刀高速化のポイント――ブースト状態と気刃ゲージ管理
動画内で特に際立っていたのは、太刀の全体的な動作の速さである。気刃斬りに類似したモーションが通常時から高速で繰り出されており、ブースト状態に入るとさらに速度が増す。これは従来のシリーズと比較しても顕著な変化だ。
太刀の運用において気刃ゲージの管理は常に重要だが、ブースト状態での攻撃速度向上は、ゲージの上昇効率を高める可能性が高い。結果として、気刃大回転斬りや気刃兜割りといった大技への到達がよりスムーズになる。相殺による攻撃機会の増加も相まって、太刀は本拡張コンテンツの中でも特にテンポの良いアクションを体験できる武器種の一つとなるだろう。
『モンスターハンターワイルズ』と『アセンダンス』の現状
『モンスターハンターワイルズ』本編は現在、PC(Steam)、PS5、Xbox Series X|S向けに発売中だ。Nintendo Switch 2版は12月4日に発売が予定されている。そして大型DLC『アセンダンス』は2027年にリリース予定であり、さらなる拡張コンテンツの情報も今後明らかにされる可能性がある。
太刀の進化は、『アセンダンス』が単なるコンテンツ追加に留まらず、既存の武器種のアクションデザインに本格的な変革をもたらすものであることを示している。ブーストブレイサーが今後、他のDLCやシリーズ作品にどのような影響を与えるのかも、長期的な視点で見守る価値があるだろう。