テレビアニメ『黄泉のツガイ』の第2期制作が、第1期最終話の放送終了直後に正式決定した。アニメーション制作を手がけるのはスタジオBONES FILM。第1期は2クール連続で全24話が放送され、現在Crunchyrollにて配信中だ。発表と同時に、第2期のティザービジュアルと特報映像も公開されている。
監督・安藤真裕、続投で贈る待望の続編
第2期でも、監督は『ストレンヂア 無皇刃譚』で知られる安藤真裕が引き続き務める。シリーズ構成や脚本、キャラクターデザインなど、主要スタッフの続投については今後の続報が待たれるが、第1期で高い評価を得たクオリティが継続されることは間違いないだろう。特に、原作である荒川弘の持つ独特の世界観を、劇場級の作画で映像化するBONES FILMの手腕には、国内外のファンから絶大な信頼が寄せられている。
キャスト陣も続投、豪華声優陣が再集結
主人公のユル役を小野賢章、アサ役を宮本侑芽が務めるほか、デラ役に中村悠一、ガブちゃん役に久野美咲、ジン=カゲモリ役に諏訪部順一、ハナ役に島袋美由利、レフト役に本多貴子、ライト役に小山力也と、第1期に引き続き豪華キャストが集結。各キャラクターの個性を際立たせる彼らの熱演が、第2期でも物語を大きく盛り上げることは想像に難くない。
「鋼の錬金術師」の荒川弘が描く、新たなるダークファンタジー
『黄泉のツガイ』は、『鋼の錬金術師』で世界的名声を確立した荒川弘による漫画が原作だ。2021年12月よりスクウェア・エニックスの『月刊少年ガンガン』で連載が開始され、同社から英語版も刊行されている。物語は、人間が「ツガイ」と呼ばれる強大な supernatural な存在を使役する世界が舞台。昼夜を切り裂く子として生まれた双子、ユルとアサが、幼い頃に引き離されながらも、互いの出生の真実を知らずに運命に抗いながら再会を目指すというダークファンタジーだ。
シリアスとユーモアが同居する、荒川作品の真骨頂
本作の魅力は、重厚なストーリーラインと、荒川弘ならではの愛嬌あるキャラクター描写のバランスにある。『鋼の錬金術師』や『銀の匙 Silver Spoon』でも見られたように、過酷な状況下であってもユーモアを忘れない作風は本作でも健在。シリアスな戦闘シーンと、日常のほのぼのとしたやり取りのギャップが、読者を物語の世界に引き込む。
第1期では、双子の兄妹が互いの存在を知り、そして「黄泉のツガイ」を巡る陰謀が徐々に明らかになっていく過程が丁寧に描かれた。第2期では、原作の中盤以降に当たる、より複雑に絡み合う勢力との本格的な戦いが描かれると見られ、物語はさらに加速するに違いない。
今後の展望と業界へのインパクト
『鋼の錬金術師』以来、荒川弘作品は常に高いアニメ化クオリティを誇ってきた。本作もその系譜を確実に継いでおり、第2期の制作決定は、日本のアニメファンのみならず、全世界のCrunchyrollユーザーにとっても大きな朗報となった。今後の放送時期や追加キャストの発表など、続報が待たれる。原作漫画の進行と併せ、今後の展開から目が離せない。