東京ゲームショウ2026の3Dマップ、WASDで会場を歩けると話題に

東京ゲームショウ2026の公式3Dデジタルマップに隠されたWASDウォークモードが、ゲーマー間で話題を呼んでいる。

投稿者 central
東京ゲームショウ2026
ハイライト
  • WASDキーを押すと視点が一人称に切り替わり、FPSゲームのように会場内を移動できる。
  • 移動速度は一定だが、実際の来場と同じ目線でブース配置や通路の広さを確認できる。
  • 同様のウォークモードは横浜F・マリノスの日産スタジアムのマップでも利用可能。

東京ゲームショウ2026の公式3Dデジタルマップに隠された「WASDウォークモード」が、ゲーマーたちの間で密かな話題を集めている。ブラウザ上でFPSゲームのように幕張メッセの会場を歩き回れるこの機能は、単なるマップアプリの域を超えた没入体験として注目されている。

「メタマップ」が実現する没入型会場ナビゲーション

東京ゲームショウ2026は、9月17日から21日までの5日間、幕張メッセで開催される国内最大級のゲームイベントだ。今年で30周年を迎える節目の開催であり、過去最多となる1138社が出展。会場は幕張メッセの1〜11番ホール全てに加え、国際会議場やTKP東京ベイ幕張ホールにまで及ぶ広大なエリアをカバーしている。

こうした巨大な会場をナビゲートするため、主催者であるコンピューターエンターテインメント協会は、従来の2DのPDFマップに加えて、ブラウザ上で動作する3Dデジタルマップを公式サイトに用意した。このマップを手掛けたのは、ボールドライト株式会社が提供する「メタマップ」だ。一般的なマップアプリと同様にドラッグ操作での移動、スクロールやピンチでのズームが可能であり、さらに右クリックや2本指でのドラッグによって自由な角度から会場を俯瞰できる点が特徴となっている。

「WASD」で視点が一変——隠されたFPSモードの実力

この3Dマップには、標準の操作ガイドには記載されていない隠し機能が存在する。キーボードのWASDキーのいずれかを押すと、視点が一気に引き寄せられ、まるでゲーム内のキャラクターになったかのような一人称視点に切り替わるのだ。この状態では、Wキーで前進、Sキーで後退、Aキーで左旋回、Dキーで右旋回という、いわゆるFPSゲームの操作体系で会場内を移動できる。

実際に試したところ、移動速度は一定でダッシュなどのアクションは存在しない。しかし、視点が地面近くに設定されているため、実際の来場時と同じ目線でブースの配置や通路の広さを確認できる点が大きな利点だ。トイレやエレベーターといった施設アイコンの位置も把握しやすく、来場前の下見や会場内のルートシミュレーションに非常に役立つ。例えば、目当ての大手パブリッシャーブースを巡る最短ルートを事前に確認したり、人気タイトルの試遊台があるエリアへのアクセス経路を頭に入れておくといった使い方が考えられる。

メタマップが描く「空間OS」の未来

興味深いのは、同様の没入型ウォークモードが、横浜F・マリノスの本拠地である日産スタジアムのマップでも使用できる点だ。ボールドライトは以前のプレスリリースで、「メタマップが目指すのは、現実の施設をデジタル空間上にもう一つ構築することです」と述べている。今回の機能は、単なるマップの拡張機能というよりも、施設全体を仮想的に体験できる「空間OS」への第一歩であると考えられる。

将来的には、リアルタイムの混雑情報やエリア限定のクーポン情報をマップ上に重ね合わせ、訪問前の事前計画から来場中のナビゲーションまでを統合するプラットフォームへと発展する可能性がある。東京ゲームショウ2026の3Dマップは、その未来を示すデモンストレーションとして、業界関係者からも注目を集めている。

東京ゲームショウ2026は、9月17日・18日をビジネスデイ、9月19日〜21日を一般公開日として開催される。入場には事前登録が必要となるため、公式サイトでの確認が推奨される。

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