Sony Interactive Entertainment(SIE)子会社のHaven Interactive Studiosが手がける、2023年に発表された競争型アクションシューター『Fairgame$』のコードネーム「Project Espresso」のクローズドプレイテストが、プラットフォーム「Player.gg」を通じて受付を開始した。対応プラットフォームはPlayStation 5とPCだ。
Player.ggのページによれば、本プレイテストは「未発表の競争型アクションシューター(コードネーム Project Espresso)を開発中のAAAスタジオから提供された独占的な機会」とされる。内容は三人称視点のPvPvE(プレイヤー対プレイヤー対環境)形式で、競合するチームが高セキュリティ施設に潜入し、貴重な貨物を奪取して脱出を目指す。キャッチコピーは「Get in. Get out. Get paid.」だ。同ページにはトレーラーと複数のスクリーンショットも公開されており、トレーラーの注釈には「プレアルファ映像。PS5 Proでキャプチャ」「PlayStation 5 / PC向けに開発中」と記載。プレイテストへの参加にはPlayStationアカウント(PS5版)およびSteamアカウント(PC版)が必要となる。
『Break In』へのリブランドが浮上
『Fairgame$』は2023年に正式発表されたものの、その後の具体的な情報は限られていた。ところが最近、欧州連合知的財産庁(EUIPO)への商標出願やソーシャルメディア上のアカウント登録から、本作が『Break In』という新タイトルにリブランドされる可能性が浮上している。SIEが「BREAK IN」の商標を出願したことが確認されており、Project Espressoとの関連性が指摘されているが、現時点で公式な確認は得られていない。
プレイテスト参加の流れと注意点
プレイテストへの応募はPlayer.gg上で行われ、応募者の中から抽選で参加権が付与される見込みだ。地域制限の有無については明記されていないが、通常この種のクローズドテストは北米や欧州を中心に行われるケースが多い。日本のプレイヤーもSIEアカウントがあれば応募できる可能性は高いが、実際の参加可否はPlayer.ggの審査による。トレーラーの末尾には「PlayStationアカウント必須」「PC版はSteamアカウント必須」と明記されており、PS5 Proでのキャプチャ映像からも、本作がハイエンドハードウェアを想定した開発であることがうかがえる。
Project Espressoとは何か? Fairgame$との関係を整理
Project Espressoは、SIE子会社Haven Interactive Studiosが開発中のコードネームであり、2023年に発表された『Fairgame$』と同一タイトルとみられる。同スタジオは元UbisoトロントのJade Raymond氏が設立した企業で、『Fairgame$』は彼女の構想した「ライブサービス型の競争強奪ゲーム」として注目を集めていた。今回のプレイテストで明らかになったPvPvEの三人称アクションは、まさにそのコンセプトを具現化したものだ。一方で、リブランドの可能性が取り沙汰される『Break In』という名称は、ゲーム内の「侵入」という行為をよりストレートに表現しているとみられ、正式発表時にはタイトルが変更される可能性が高い。
本プレイテストは、製品版の方向性や完成度を占う重要な機会となる。特に、PS5 Proでの映像が公開されたことで、ソニーによる次世代ハード向けタイトルとしての位置づけも明確になった。正式な発売時期やリリースプラットフォームの詳細は未発表だが、このクローズドテストのフィードバックを基に、近い将来に改めて大規模な情報公開が行われると予想される。ゲーム業界、特にヒーローシューターや奪取型PvPvEジャンルの今後のトレンドを左右する可能性もあるだけに、参加者の報告を含めて注視していきたい。