『とある魔術の禁書目録』シリーズから派生したスピンオフ作品『とある暗部の item』のテレビアニメが、10月9日より放送を開始することが決定した。あわせて追加スタッフ情報とキービジュアルが公開され、シリーズ構成を安川正吾氏、アニメーションキャラクターデザイン協力を灰村キヨタカ氏やNilitsu氏らが務めることが明らかとなった。本作は、原作・鎌池和馬氏によるライトノベルを基に、J.C.Staffが制作を手がける。
10月9日放送開始、AT-Xで先行
放送スケジュールは、AT-Xにて10月9日22時30分よりスタート。その後、東京MXとBS11では10月10日より順次放送が予定されている。第7巻の発売も10月9日に予定されており、アニメ放送と原作の新刊が同日にリリースされる点も注目だ。
『item』はどんな作品か——原作とあらすじ
本作は、『とある魔術の禁書目録』および『とある科学の超電磁砲』と同一世界観を共有するスピンオフ作品。物語の主軸は、学園都市の闇で暗部活動に従事する精鋭チーム「item(アイテム)」に焦点を当てる。チームリーダーの麦野沈利をはじめ、滝壺理后、絹旗最愛、フレンダ=セイヴェルンの4人が、危険な任務に挑む姿が描かれる。
原作小説は2023年3月に第1巻が発刊され、以降シリーズを重ねてきた。第6巻までは既刊として刊行され、アニメ放送と同日に発売される第7巻が最新刊となる。イラストはNilitsu氏が担当。また、strelka氏によるコミカライズも2023年10月より『電撃大王』で連載中で、単行本第2巻が2025年4月に刊行されている。
追加スタッフ——実力派が集結
今回公開された追加スタッフは以下の通り。シリーズ構成を『食戟のソーマ』で知られる安川正吾氏が務める。アニメーションキャラクターデザイン協力には、シリーズおなじみの灰村キヨタカ氏に加え、Nilitsu氏、冬川基氏、strelka氏の4名が名を連ねる。
- シリーズ構成:安川正吾(『食戟のソーマ』)
- アニメーションキャラクターデザイン協力:灰村キヨタカ(『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』)、Nilitsu(『強くてニューサーガ』)、冬川基、strelka
- 美術監督:新井照彦(『オタクに優しいギャルはいない!?』)
- 色彩設計:安藤智美(『暴食のベルセルク』)
- 撮影監督:福世晋吾(『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』)
- 編集:西山茂(『文豪ストレイドッグス』)
- 音響監督:明田川仁(『タコピーの原罪』)
- 音楽:井内舞子(『アクダマドライブ』)
監督は『とある科学の超電磁砲』で知られる長井龍雪氏が務め、キャラクターデザインは木本茂樹氏が担当する。
主題歌アーティスト——「Meltdowner」が示すもの
オープニングテーマはガールズロックバンドのEast Of Edenが手がける「Ghost Sequence」。エンディングテーマは、『とある科学の超電磁砲T』でも楽曲を提供したKisida Kyodan & The Akebosi Rocketsが担当し、そのタイトルは「Meltdowner(メルトダウナー)」。これは麦野沈利の能力名「原子崩し(メルトダウナー)」を直接的に指しており、作品世界との強い結びつきが感じられる選曲となっている。
アニメ化の意義——ファン待望のスピンオフ
『とある暗部の item』は、『魔術禁書目録』シリーズのファンからは長らく待望されていたアニメ化である。暗部組織同士の駆け引きや、能力バトル、チームワークといった要素が原作の魅力であり、実力派スタッフが集結した本作が、どのような映像表現でこれらの世界観を描くのか、期待が高まる。
放送開始まで残り約1カ月。追加キャスト情報や第2弾キービジュアルなど、さらなる続報にも注目が集まる。アニメを通じて、これまでゲームや小説で親しまれてきた「item」の活躍が、新たな形で多くの視聴者に届けられることになる。