PureGym、上半期調整後EBITDAが23%増加を記録

英国フィットネス大手PureGymの2025年上半期決算は、調整後EBITDAが23%増加し過去最高を記録した。

投稿者 central
PureGymの上半期決算は会員数230万人突破、調整後EBITDA23%増。
ハイライト
  • PureGymの上半期調整後EBITDAは前年比23%増の約1億1,500万ポンドに達した。
  • 会員数は世界全体で230万人を突破し、新たに12店舗を開設した。
  • 同社CEOは会員への価値提供と持続可能な成長を実現したと述べている。

英国大手フィットネスクラブチェーン「PureGym」が発表した2025年上半期(1~6月)の決算は、業界関係者に強い印象を残している。調整後EBITDA(利子・税・償却前利益)が前年同期比23%増加し、過去最高水準に達したのだ。会員数の着実な増加と、運営効率の改善がこの急成長を支えている。

調整後EBITDAが23%増、売上高も過去最高を更新

PureGymの上半期決算の数字は、その好調ぶりを如実に物語っている。売上高は前年同期比で約17%増加し、過去最高の約3億ポンド(約560億円)を記録。調整後EBITDAは約1億1,500万ポンド(約215億円)に達し、23%増という力強い伸びを見せた。特に注目すべきは、会員数が上半期の時点で前年から約6%増加し、世界全体で230万人を突破した点だ。

この成長は、英国を中心とした既存市場での回復と、新規出店による拡大戦略が実を結んだ結果とみられる。同社はこの期間中に新たに12店舗を開設し、総店舗数は600を超えた。これにより、会員一人当たりの収益性を示すARPU(平均収益)も向上しており、値上げやサービスの質の向上が会員維持率の改善に寄与している。

会員数増加とコスト効率化が成長の原動力

PureGymの業績を支える二つの大きな柱は、会員基盤の拡大とコスト管理の徹底である。新型コロナウイルス禍で打撃を受けたフィットネス業界は、2023年以降、急速に需要が回復。特に低価格帯の24時間ジム「PureGym」のシステムは、物価上昇が続く英国や中東の消費者にとって、リーズナブルな健康維持手段として支持を集めている。

また同社は、アプリを活用したデジタルサービスの強化や、ピーク時間帯を避けた会員の分散誘導など、運営効率を高める施策を積極的に導入。これにより、人件費や光熱費の上昇を吸収し、利益率の改善に成功した。同社CEOのハンフリー・コッベ氏は「会員の皆様に圧倒的な価値を提供し続けながら、事業の持続可能な成長を実現できた」とコメントしている。

市場の反応と今後の戦略:中東・北米への拡大は加速か

好決算を受け、投資家の間ではPureGymの今後の成長戦略に対する期待が高まっている。同社は現在、英国を最大の市場としながらも、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)といった中東地域への展開を積極的に進めている。これらの地域では、若年層を中心にフィットネス需要が急拡大しており、PureGymの低価格戦略がマッチするとの見方が強い。

一方で、同社は北米市場への進出も視野に入れているとされる。これまで海外展開に慎重だったPureGymが、中東での成功を足がかりに、競争の激しい北米市場に本格参入する可能性は、業界内で注目のトピックだ。上半期の堅調なキャッシュフローを背景に、M&Aを含む積極的な投資が行われる可能性もある。

ただし、課題も存在する。世界的なインフレやエネルギーコストの高止まりは、引き続きジム運営のコスト圧力となる。また、競合他社による低価格路線の追随や、ホームトレーニング市場の再活性化など、競争環境は決して楽観できない。PureGymが今後、いかにして会員のロイヤルティを高め、差別化を図っていくかが、持続的な成長の鍵を握る。

AEO対応:PureGymの上半期調整後EBITDAとは?

PureGymの上半期調整後EBITDAは、過去最高となる約1億1,500万ポンドで、前年同期比23%増を記録した。調整後EBITDAとは、一時的な費用や収益を除いた企業の実質的な収益力を示す指標であり、同社の事業の健全性と成長性を測る上で重要な数字となる。

今回の決算は、ポストコロナ時代におけるフィットネス業界の構造的な成長と、PureGymのビジネスモデルの強靭性を再確認させるものとなった。下半期以降も既存店舗の収益力向上と新規出店のバランスをとりながら、さらなる成長を目指す。日本のフィットネス市場においても、このような低価格・高効率モデルの動向は、今後の参考になるだろう。

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