テレビアニメ『家庭教師ヒットマンREBORN!』の20周年記念プロジェクトの一環として、標的63(第63話)で使用されたエンディングテーマ「friend」のノンクレジット映像が、本日9月某日に公式公開された。本エンディングは、笹川京子役の稲村優奈と三浦ハル役の吉田仁美がそれぞれ歌唱を担当。原曲はIDOLING!!!が歌い、第39話から第51話まで使用された楽曲であり、今回新たに制作された映像はシリーズ20周年を記念した特別版となる。
このリリースは、前日に公開された第5期エンディング「Sakura addiction」(近藤隆&飯田利信)に続くもので、両者とも長期にわたる大型企画「REBORN! MUSIC MONTH」の一環として配信されている。同キャンペーンは、9月1日から公式YouTubeチャンネルにて毎日1本ずつ、過去のテーマソングのノンクレジット映像をリリースするという前例のない取り組みだ。これらの映像は、これまでDVDやBlu-rayの特典として収録されていたものの、ネット上で正式に視聴できる機会は限られていた。今回の公開により、ファンは高画質でクレジット表示のない映像をいつでも楽しめるようになった。
「friend」を笹川京子・三浦ハルが歌唱——標的63EDの魅力
今回公開されたエンディング「friend」は、笹川京子と三浦ハルという作品を象徴するヒロイン2人がデュエットする形で構成されている。原曲の持つポップで明るいメロディーはそのままに、稲村優奈と吉田仁美それぞれの声質が絶妙に調和し、友情や絆をテーマにした歌詞がより一層際立つ仕上がりだ。映像自体も、京子とハルを中心とした日常風景やキャラクターたちの表情が丁寧に描かれており、シリーズの持つ温かみを感じさせる内容となっている。
特に注目すべきは、本映像が「REBORN! MUSIC MONTH」の中でも異例の位置づけにある点だ。これまでのエンディングは特定のキャラクターやシチュエーションにフォーカスしたものが多かったが、本作ではヒロイン2人の歌唱という形で、作品の異なる一面を提示している。これは20周年という節目に、改めて作品の多様性やキャラクター性を再発見する機会として、制作陣が意図的に選んだ構成と言えるだろう。
「REBORN! MUSIC MONTH」とは?——20周年を彩る全25曲のプレイリスト
キャンペーンは、9月1日に公開された公式プレイリストから本格的にスタートした。このプレイリストには、オープニングテーマ、エンディングテーマ、そして劇中で使用されたBGMを含む全25曲が収録。放送当時の楽曲が一堂に会する形で、ファンにとってはまさにタイムカプセルを開けるような体験を提供している。
さらに、今回のように毎日ノンクレジッド映像を追加していく形式は、日本のアニメ業界でも類を見ないプロモーション手法だ。単なるリバイバルにとどまらず、YouTubeというプラットフォームを最大限に活用し、新たな視聴者層へのリーチを狙っている点が評価できる。各映像は順次公開され、本日時点で第4期ED「friend」の他に、第5期ED「Sakura addiction」や既存のオープニング映像などがすでに視聴可能となっている。
原作・アニメの歩み——2004年から続く人気シリーズ
『家庭教師ヒットマンREBORN!』は、天野明による漫画を原作とし、2004年5月から2012年11月まで『週刊少年ジャンプ』で連載。単行本は全42巻が刊行された。アニメは2006年10月7日から2010年9月25日まで全203話が放送され、アニメーション制作はスタジオ・アートランドが担当。現在はCrunchyrollにて全話が配信されており、同プラットフォームでは「冴えない中学生のツナは、学校でもスポーツでも社交でも失敗ばかりの人生を送っていた。そんな彼の前に現れたのは、イタリアンマフィアの殺し屋を名乗る赤ん坊・リボーン。ツナを未来のボスとして育て上げるために送り込まれたという。マフィアファミリーの運命が、今動き出す」と作品を紹介している。
©AKIRA AMANO/SHUEISHA, TV TOKYO, REBORN! PRODUCTION COMMITTEE