音の力を視覚で体感する「SOUND & VISION」をMarshallが開催中

Marshallが青山で開催する「SOUND & VISION」。Pitch Black Collection試聴と映像で音の力を体感。

投稿者 central
音の力を視覚で体感する「
ハイライト
  • 9月28日まで青山のWORKSOUT AOYAMAで開催中で、入場は無料。
  • Permanent Files制作の映像インスタレーションが音の文化的影響を浮き彫りにする。
  • Pitch Black Collectionの全4モデルを実際に試聴・購入できる。

Marshallが9月28日(月)まで東京・青山のWORKSOUT AOYAMAで開催しているポップアップ「SOUND & VISION」が、音楽の持つ力を五感で体感できる体験型展示として注目を集めている。最新コレクション「Pitch Black Collection」のヘッドホンとポータブルスピーカーを実際に試聴できるほか、パリを拠点とするクリエイティブエージェンシーPermanent Filesが制作した映像インスタレーションが、音の文化的・身体的な影響を浮かび上がらせる。

「SOUND & VISION」とは?——ポップアップのコンセプトを解説

「SOUND & VISION」は、MarshallがWORKSOUT AOYAMAで開催するポップアップです。Pitch Black Collectionの展示とPermanent Filesの映像インスタレーションを通じて、音の力を視覚と聴覚の両面から体感できます。入場無料で、9月28日(月)までの期間限定開催です。

スマートフォン一台で世界中の音楽にアクセスできる現代だからこそ、あえて「空間」と「時間」を共有する体験をデザインした点が本イベントの最大の特徴といえる。単なる製品展示の枠を超え、音楽文化そのものをテーマに据えた意欲的な試みだ。

なぜ今、音を視覚化するのか——失われつつある魔法

ストリーミングサービスが音楽の所有概念を変え、ワイヤレスイヤホンがいつでもどこでもリスニングを可能にした。その利便性の裏側で、わたしたちは何かを失いつつあるのではないか。このポップアップは、そんな問いかけから生まれている。

音楽の真の力は、単なる聴覚的な快楽にとどまらない。大音量が身体を揺らし、見知らぬ誰かと感情を共有し、時には社会すら動かす。そうした魔法のような体験が、個人化・小型化された再生機器によって希薄になっている現状に、Marshallは問題を投げかけている。会場に足を踏み入れれば、漆黒の空間に浮かぶ映像と、ブランドのアイコニックなサウンドが来場者を音楽の原初的な力へといざなう。

Permanent Filesが描く、音楽史と文化のコラージュ

本イベントの核となるのは、Permanent Filesとの共創によって実現した映像インスタレーションだ。Permanent Filesは、世界的ブランドとの多数のプロジェクトで知られるラムダン・トゥアミと、パリを拠点に活動するクリエイティブディレクターであり映像作家のレオナール・ヴェルネが共同設立したギャラリー兼クリエイティブエージェンシー。ヒップホップからエレクトロニカに至るまで、ジャンルを横断した独自の視覚表現で国際的な評価を獲得している。

本作のクリエイティブディレクションを担ったヴェルネは、Marshallのアーカイブを丹念に調査。1950年代から現代に至るポップミュージックの歴史と、音楽が人々に及ぼしてきた影響を一つの映像作品に凝縮した。

スクリーンに映し出されるのは、Marshallのアイコニックなギターアンプを軸に、ジミ・ヘンドリックス、トーキング・ヘッズ、ウータン・クラン、ニルヴァーナなど、時代を画したミュージシャンたちの姿。さらにアニメーションや幾何学模様、音が人から人へ伝播していくイメージがサブリミナルに差し込まれ、見る者の知覚を刺激する。ヴェルネ自身が「音楽の科学と、その文化的な影響の両方を語るコラージュ」と語る通り、この作品は時代やジャンルを軽やかに横断しながら、音が人間の身体と社会をどう揺さぶってきたかを詩的に描き出す。

漆黒に統一された4モデル——Pitch Black Collection

「Pitch Black Collection」は、Marshallのヘッドホンとポータブルスピーカーを黒一色で統一した限定ライン。通常モデルが持つクラシカルなプロファイルを継承しつつ、すべてのパーツをブラックで統一することで、よりミニマルで洗練されたビジュアルを実現している。

ブラックに統一されたデザインが象徴するのは、夜の街へ繰り出すときに感じる「何が起きてもおかしくない」エネルギー。日常から非日常へと飛び込むスリルと高揚感がプロダクトの佇まいに込められている。会場で展示・販売されているのは以下の4モデルだ。

製品名 価格(税込) 種別
Monitor III A.N.C. Pitch Black 49,980円 ワイヤレスヘッドホン(ANC搭載)
Major V Pitch Black 19,980円 ワイヤレスヘッドホン
Kilburn III Pitch Black 59,990円 ポータブルスピーカー
Emberton III Pitch Black 28,980円 ポータブルスピーカー

フラッグシップモデルのMonitor III A.N.C.は、Marshallのサウンドシグネチャーを継承しながら、ANCによる静寂の中で音楽に没入できる一台。一方、Kilburn IIIとEmberton IIIは、アウトドアでも存在感を発揮するポータブルスピーカーで、漆黒のスタイリングが大人の遊び心をかき立てる。

脳波も同期する——音楽が生み出す集合的な体験

映像制作にあたりMarshallのアーカイブを調査したヴェルネは、特に「目には見えない音楽の働き」に心を動かされたという。ライブ会場では観客同士の脳波が同期する——そうした研究があることに触れ、「音楽は個人の楽しみであると同時に、集団の体験を生み出す力を持つ」と語る。

この視点は、ストリーミングとイヤホンによる個人化が進んだ音楽体験のあり方に一石を投じるものだ。同じ空間で同じ音を共有する。その単純な行為がもたらす一体感や高揚感を、「SOUND & VISION」はあらためて思い出させてくれる。

ヴェルネが引いたジャン=ミッシェル・バスキアの言葉——「アートは空間を飾り、音楽は時間を飾る」——は、本展の本質を鋭く言い当てている。映像と音響に身を委ねるひとときは、普段は意識することのない音楽の魔法に触れ、思考や感覚が鮮やかに彩られる貴重な機会となるだろう。

開催概要——青山で9月28日までの期間限定

「SOUND & VISION by Marshall」は、東京・南青山のWORKSOUT AOYAMAにて開催中。入場は無料で、Pitch Black Collectionの全4モデルを実際に試聴・購入することができる。開催は9月28日(月)までの期間限定のため、興味のある方は早めの来場をおすすめする。詳細はMarshall公式サイト(marshall.com/jp)でも確認できる。

音楽を「聴く」だけでなく「体感する」。デジタル化が加速する時代にあって、「SOUND & VISION」は、音が持つ原初の力とその文化的な豊かさを再発見するまたとない機会を提供している。

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