Crunchyroll、BMW車内でアニメ配信を開始

CrunchyrollがBMWと提携し、車内でアニメを楽しめる新サービスを開始。駐車中のみ安全に視聴可能。

投稿者 central
BMW車内でCrunchyrollのアニメが視聴可能に。5万エピソード以上を配信。
ハイライト
  • CrunchyrollはBMWとMiniの車内でアニメ配信を開始し、駐車中のみ安全に視聴できる。
  • 本サービスはAppningプラットフォームを通じて提供され、将来40以上の自動車ブランドに拡大予定です。
  • 5万エピソード以上のアニメが北米、欧州、アジアなど全世界で視聴可能になります。

米国発のアニメストリーミングサービス「Crunchyroll」が、車載アプリストア「Appning」との提携を発表した。2026年6月より、BMWおよびMiniの車載エンターテインメントシステムを通じて、アニメ作品の視聴が可能となる。この取り組みは、まずBMWとMiniの一部車種で開始され、その後40以上の自動車ブランドへ拡大される計画だ。

Crunchyroll、BMWおよびMiniの車載システム向けアニメ配信を開始

Crunchyrollと、Forvia社が運営する車載アプリプラットフォーム「Appning」は、車内でアニメを楽しめる新たなパートナーシップを発表した。対応車種の車載ディスプレイから、Crunchyrollが誇る5万エピソード以上のアニメ作品、合計2万5千時間以上のコンテンツにアクセスできるようになる。対象地域は北米、欧州、アジア、中南米、オーストラリアと、全世界にわたる。

駐車中のみ視聴可能——安全機能と対応ブランド

本サービスは、安全面に最大限配慮した設計となっている。動画の再生は車両が停車している場合にのみ可能で、走行中は映像出力がブロックされる仕組みだ。ユーザーは駐車中に車内で「鬼滅の刃」「俺だけレベルアップな件」「ガチアクタ」などの人気作品を楽しむことができる。視聴にはCrunchyrollの有料サブスクリプション(米国では月額10ドル〜)が必要となる。

Appningを介した車内エンタメプラットフォーム

Appningは、Mercedes-Benz、Lotus、Volkswagenなど、すでに多くの自動車ブランドに搭載されているAndroidベースの車載アプリストアだ。YouTube、Zoom、Spotifyなど300以上のアプリを提供しており、今回Crunchyrollが新たに加わる。コンテンツの配信基盤にはTiVoの技術が採用されており、ユーザーの嗜好に応じたパーソナライズされたレコメンド表示が行われる。

「今日の消費者は、どこにいてもエンターテインメントを期待している」

Crunchyrollのグローバルディストリビューションおよび事業開発担当SVPであるBrian McGarvey氏は、次のように述べている。「今日の消費者は、自分がどこにいてもエンターテインメントが利用できることを期待しています。Crunchyrollがグローバルな自動車パートナーと共に提供されることで、アニメ体験はあらゆる旅の中でより身近なものになります。Appningとの協業を通じて、情熱的なグローバルファンコミュニティが大好きなアニメを楽しむ新たな方法を提供できることを嬉しく思います」

車内エンターテインメント市場とアニメ需要の融合

自動車業界では、コネクテッドカー技術の進化に伴い、車内を「第三のリビングルーム」として位置づける動きが加速している。音楽や動画配信サービスの統合はその一環であり、今回のCrunchyroll提携は、アニメという特定のジャンルにフォーカスした点でユニークだ。特に北米や欧州で急成長するアニメ人気を背景に、自動車メーカーとストリーミング事業者の協業は今後さらに活発化すると見られる。Appningは今後、対応車種を40以上のブランドへ拡大する計画を明らかにしており、幅広いユーザーが車内でアニメを楽しめる環境が整いつつある。

今後の展望と日本市場への影響

本サービスは当面、海外市場を中心に展開されるが、日本市場への展開も視野に入っている。日本はアニメの一大消費地であり、自動車文化も根強いことから、日本独自のニーズに合わせたサービス提供が期待される。例えば、日本のアニメファンに人気の「呪術廻戦」や「ワンピース」といった作品が、車内でどこまで快適に視聴できるかが注目される。また、駐車中の充電時間を活用した視聴など、電気自動車(EV)との親和性も高い。車内エンターテインメントが、移動時間の価値を大きく変える時代が到来している。

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