Galaxy Tab S12、Dimensity 9500搭載で10月7日発売

Samsungの新型タブレットGalaxy Tab S12シリーズが2026年10月7日に発売。MediaTekのDimensity 9500を搭載し、AI性能が大幅向上。

投稿者 central
Galaxy Tab S
ハイライト
  • Galaxy Tab S12 UltraとS12+は2026年10月7日に日本で発売される。
  • Dimensity 9500搭載により、前世代比でCPU性能19%、GPU性能17%、NPU性能61%向上。
  • 最上位構成のGalaxy Tab S12 Ultra 16GB/1TBモデルは37万3780円で販売される。

Samsungのハイエンドタブレット「Galaxy Tab S12 Ultra」と「Galaxy Tab S12+」が、2026年10月7日に日本市場で発売されることが決定した。最大の注目点は、MediaTekが開発した最新フラグシップSoC「Dimensity 9500」を搭載し、前世代からCPU性能で約19%、GPU性能で約17%、そしてAI処理ユニット(NPU)に至っては約61%もの大幅な性能向上を実現している点だ。価格は22万7480円からスタートし、最上位構成では37万3780円に達する。

「Dimensity 9500」がもたらす進化の全容

Galaxy Tab S12シリーズの心臓部となるDimensity 9500は、Armの最新CPUコアアーキテクチャを採用。その構成は、Arm C1-Ultraを1コア、Arm C1-Premiumを3コア、そして効率的なArm C1-Proを4コアという、いわゆる1+3+4のヘテロジニアスマルチコア構成だ。GPUにはMali-G1 Ultra MC12を統合しており、前世代のDimensity 9400+からの進化は、単なるクロック向上以上の次元にある。特に61%もの性能向上を謳うNPUは、画像生成や文書要約、リアルタイム翻訳といったオンデバイスAI処理の領域で、これまでにない体験をユーザーにもたらすだろう。OSはAndroid 17をプリインストールしており、最新のプラットフォームとの親和性も高い。

14.6インチと12.6インチ:2モデルのラインアップと価格

ラインアップは2モデル構成だ。最上位の「Galaxy Tab S12 Ultra」は14.6インチの有機ELディスプレイ(2960×1848ドット)を搭載し、メモリとストレージの組み合わせは12GB/256GB(27万1480円)、12GB/512GB(30万5580円)、16GB/1TB(37万3780円)の3種類が用意される。一方の「Galaxy Tab S12+」は12.6インチの有機ELディスプレイ(2800×1752ドット)を搭載し、12GB/256GB(22万7480円)と12GB/512GB(26万1580円)の2構成となる。どちらのモデルも、付属のスタイラス「Sペン」によるペン入力に対応しており、クリエイティブワークからビジネスシーンまで幅広いユースケースを想定している。

ディスプレイと堅牢性:防水防塵対応の実用性

両モデルに共通する大きな強みのひとつが、防水防塵に対応している点だ。大型の有機ELディスプレイを備えながら、キッチンやバスルームといった水回りでも安心して使用できる。これは、タブレットを生活の中でより日常的に使いたいと考えるユーザーにとって、見逃せないアドバンテージと言える。ディスプレイサイズは14.6インチと12.6インチと異なるが、どちらも有機ELパネルならではの高いコントラストと色再現性を提供し、動画視聴や写真編集にも最適な環境を提供する。

「Samsung DeX」とキーボードでPC代替に

Galaxy Tab Sシリーズの伝統とも言える「Samsung DeX」モードは、Galaxy Tab S12シリーズでも健在だ。PCライクなマルチウインドウ操作が可能で、別売りのキーボードカバーと組み合わせれば、ノートPCとしての使い方も強力にアピールされている。ラインアップには、スリムな「Book Cover Keyboard Slim」のほか、スタンドとタッチパッドを備えた本格的な「Pro Keyboard」が用意されており、ユーザーの作業スタイルに応じて選択できる。さらに、外部ディスプレイに接続しての2画面デモも公開されており、デスクトップ環境の代用としてのポテンシャルの高さがうかがえる。

クリエイターとビジネスユーザーを狙う豪華ソフト特典

今回、Galaxy Tab S12シリーズの購入者には、多彩なソフトウェアの期間限定無料使用権が特典として付属する。特に注目すべきは、Androidタブレットとして初めて対応した「Adobe PhotoShop」のPremium Accessプランが4カ月間無料で利用できる点だ。これにより、プロフェッショナル向けの画像編集ワークフローをタブレット上で試すことができる。加えて、定番ペイントアプリ「Clip Studio Paint」EXバージョンの6カ月無料利用と初回サブスクリプション20%割引、情報管理ツール「Notion Business」の1カ月無料、そして「Google AI Pro」の6カ月無料といった特典が用意されている。これらの施策は、Samsungがクリエイターやビジネスユーザーを明確にターゲットとしている証左と言えよう。

SoCの違いと表で見るスペック比較

両モデルのスペックを比較すると、プロセッサや基本性能は共通しているが、細部で違いがある。UltraはWi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応するのに対し、+はWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)となる。バッテリー容量はUltraが11600mAh、+が10600mAhと、大型モデルならではの容量差がある。本体重量はUltraが約692g、+が約553gと、12.6インチモデルの携帯性の高さも魅力だ。

Galaxy Tab S12シリーズ 主なスペック比較
Galaxy Tab S12 Ultra Galaxy Tab S12+
プロセッサ MediaTek Dimensity 9500
ディスプレイ 14.6インチ有機EL
2960×1848
12.6インチ有機EL
2800×1752
メモリ/ストレージ 12GB/256GB, 512GB
16GB/1TB
12GB/256GB, 512GB
無線LAN Wi-Fi 7 Wi-Fi 6E
バッテリー 11600mAh 10600mAh
サイズ/重量 326.3×208.5×5.1mm
約692g
289.5×187.8×5.3mm
約553g

Androidタブレットの新たな基準

Dimensity 9500の圧倒的なAI性能、大型有機ELディスプレイ、防水防塵対応、そして充実したソフト特典。Galaxy Tab S12シリーズは、ハイエンドAndroidタブレットの新たな基準を打ち立てる製品と言える。特に、Adobe PhotoShopの本格サポートやClip Studio Paintとの連携強化は、これまでiPadに流れていたクリエイター層を取り込むための明確な戦略だ。10月7日の発売日に向けて、Samsungがどのようなプロモーションを展開するのか、引き続き注目が集まる。

この記事をシェア