中国は台湾が今週開催される太平洋島嶼国フォーラム(PIF)に参加することに強く抗議している。北京の特使は、台湾の出席に対して具体的な報復措置を示唆し、事態は緊迫の度合いを増している。
太平洋に浮かぶ美しい島々からなるパラオ共和国は、人口2万人にも満たない小国ながら、台湾と正式な外交関係を維持する数少ない国家のひとつだ。今年のPIF議長国を務めるパラオは、台湾の林佳龍外交部長(外相)を同フォーラムに正式に招待した。これは、国際的な孤立が進む台湾にとって、数少ない外交の舞台のひとつとなっている。
「我々は深刻な懸念を抱いている」。パラオを訪問中の中国の銭波・太平洋島嶼国担当特使は現地時間の月曜日、記者団に対してこう述べた。「台湾はフォーラムの対話パートナーではない。我々はパラオ政府に対し、この立場を明確に伝えている」。
銭特使の発言は、台湾の参加がフォーラムの枠組みに反するという中国の立場を改めて強調するものだ。同特使は、台湾の出席によって生じ得る「結果」について具体的な言及は避けたものの、その含意は明白である。北京は、台湾のいかなる国際的な公式参加も「一つの中国」原則への挑戦とみなしており、これまでにも同様の状況で制裁や経済的圧力などの報復措辞をとってきた。
パラオと台湾の関係——残る12カ国の一角として
台湾と外交関係を有する国は現在12カ国で、その多くが太平洋地域または中南米の小国である。パラオはその中でも最も象徴的な存在のひとつだ。1999年に国交を樹立して以来、台湾との関係を一貫して維持してきた。中国は近年、これらの国々に対して経済支援やインフラ投資をてこに、台湾との断交と中国への国交変更を促す圧力を強めている。
ホンジュラスが2023年に台湾との断交を発表し中国と国交を樹立したことは、台湾