ビットコインに約10億ドル流入、2026年最大の純流入記録

米国現物型ビットコインETFに約9億9900万ドルが流入し、2026年最大の日次純流入を記録。ブラックロックなど大手3銘柄で9割を占めた。

投稿者 central
ハイライト
  • 米国現物型ビットコインETFに9月21日、約9億9900万ドルが流入し、2026年最大の日次純流入を記録した。
  • ブラックロック、ARK、フィデリティの3銘柄で全体の約9割を占め、大手運用会社への資金集中が顕著となった。
  • ビットコイン価格は一時8万7200ドルまで上昇し、今四半期では約45%上昇、金を上回るパフォーマンスを示した。

米国の現物型ビットコインETFに9月21日、約9億9900万ドルの資金が流入し、2026年で最大の日次純流入を記録した。これまでの今年最大だった1月14日の約8億4400万ドルを上回り、日次流入額としては2025年10月以来の高水準となっている。暗号資産(仮想通貨)市場への機関投資家マネーの回帰が鮮明となる形だ。

ブラックロック、ARK、フィデリティの3銘柄が全体の9割を占める

Farside Investorsの集計によれば、銘柄別ではブラックロックの「IBIT」に約3億8140万ドル、ARK Investと21Sharesの「ARKB」に約2億8910万ドル、Fidelityの「FBTC」に約2億3880万ドルが流入。この3銘柄だけで全体の約9割を占めており、大手運用会社への資金集中が顕著となった。

ビットコイン価格も連動上昇、強気相場入りのシグナル点灯

資金流入と連動する形で、ビットコイン価格も上昇した。22日早朝には一時8万7000〜8万7200ドル付近まで上昇し、終値は8万5900〜8万6600ドル圏で推移。今四半期では約45%上昇し、金など主要資産を上回るパフォーマンスを示している。

CryptoQuantのJulio Moreno氏は、ビットコイン価格が365日移動平均を上抜けたことを「新たな強気相場を確認する最後のシグナル」と指摘。テクニカル面でも強気転換の兆しが明確になりつつある。

イーサリアムETFにも約2億7000万ドル流入、機関マネーの回帰確認

同日には現物型イーサリアムETFにも約2億7000万ドルが流入し、2025年10月7日以来の高水準を記録。ブラックロックの「ETHA」が約1億1010万ドル、フィデリティの「FETH」が約7300万ドルを集めた。ETH側でも機関投資家の資金回帰が確認されている。

資金流入の背景:リスク選好の回復とテクニカル突破が重なる

今回のETFへの資金流入には単一の決定打があったわけではない。週中盤までは、Clarity Actの上院手続きが不調に終わったことやFRBが政策金利を3.75〜4.00%へ引き上げたことなど、逆風が目立っていた。しかしその後、リスク選好の回復、主要テクニカル水準の突破、空売り筋の買い戻しが重なり、ETF需要が急回復したとみられる。

今後の焦点は、今回の流入が持続するかどうかだ。ここ数日のフロー動向と、ビットコイン価格が8万7000ドル超の水準を維持できるかが、強気相場の継続性を占う鍵となる。

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