Tailtone Gamesは、デベロッパーixavonが手掛ける新作タイトル「悪魔とカノジョと眠れない夜」のプレイテストをSteamで開始した。深夜のアパートを舞台に、日常のストレスと超自然的な脅威が同時に襲いかかる異色のサバイバルホラーゲームである。
「悪魔とカノジョと眠れない夜」とは? ストレスフルなサバイバルホラーの全容
本作でプレイヤーが操作するのは、一人暮らしの主人公Sadieだ。彼女は、恋人との関係維持、行方不明の友人の捜索、そして夜な夜な訪れる人ならざる者の侵入阻止という、複数の問題を同時に抱えている。プレイヤーは限られた時間とリソースの中で、これら全てに対処しなければならず、常に気の抜けない緊張感がゲームプレイの根幹を成す。
恋人とのメッセージやり取りが生死を分ける
SadieにはZoeyという恋人がいる。彼女は非常に頻繁にメッセージを送ってくるため、プレイヤーはその場に応じて弁解するか、言い争うか、あるいは返信を放置するかを選ばなければならない。長時間返信をしなければ、Zoeyとの関係は悪化。これが物語の展開や、場合によってはゲームオーバーの条件に直結する可能性があるという。ホラーゲームでありながら、人間関係の煩わしさというリアルなストレスを核心的なメカニクスとして採用している点が本作の際立った特徴だ。
友人失踪の謎とPC調査
一方、SadieにはSarahという行方不明の友人がいる。主人公は自宅のPCを使い、Sarahに関する手がかりをネット上で探ることになる。調査を進めるうちに、暗号化された投稿や不気味な動画、「見てはならないアカウント」など、次第に不穏な要素が浮かび上がる。PC上には正体不明のミニゲームが突如出現。これをクリアすることで、ストーリーの手がかりや、一夜を生き延びるための貴重なアイテムを入手できる仕組みだ。
刻一刻と迫る人ならざるものへの対処
夜中になると、ドアを人ならざるものが激しく叩き始める。プレイヤーはドアを板で塞いだり、罠を仕掛けたりして、部屋への侵入を物理的に防がなければならない。恋人のメッセージに返信し、PCで友人を捜索しながら、同時に自宅の防衛も行う。このマルチタスクこそが、本作の「ストレスしかない」と評される所以である。
プレイテスト版の内容と正式版への展望
今回のプレイテストでは、全10夜を予定している正式版のうち、最初の2夜を体験できる。想定プレイ時間は約30分だ。情報収集、Zoeyとのやり取り、そして怪異への対応――プレイヤーの行動や選択が物語の展開や生存の成否に直結し、複数のエンディングへと分岐していく構造となっている。プレイテスト版は日本語表示に対応しており、ホラーゲームファンはもちろん、ユニークなストレス体験を求めるプレイヤーにとって、その方向性を確かめる絶好の機会となるだろう。
発売時期は未定だが、日常の些細なストレスをゲームデザインに昇華した試みは、昨今のシミュレーション要素の強いホラー作品群の中でも異彩を放っている。正式版では、全10夜を乗り越えた先にどのような結末が待っているのか。今後の続報に注目したい。