インディーゲームスタジオのDiamond Cat Studioは本日、少女と猫の絆を描くアクションアドベンチャーゲーム『Ylem’s Cat』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、リリース日は未定となっている。
本作は、滅びゆく惑星を舞台に、行方不明の母を探す少女モリーが、不思議な力を持つ猫とともに遺跡を巡り、やがて世界に隠された真実へと迫るという物語だ。発表に合わせてアナウンストレイラーも公開されており、独特のアートスタイルとともに、少女と猫の関係性が垣間見える映像となっている。
姿を変える不思議な猫「ミオ」との出会い
物語は、災害のただ中で謎の猫が少女を救うところから始まる。この猫は姿を変える能力を持っており、少女はその鳴き声から「ミオ」と名付ける。心臓の鼓動を共有する存在となるが、あくまで猫であるミオには独自の習慣や気分があり、どこから来たのか、なぜ少女を救ったのか、どうやって仲良くなればいいのか——旅を共にする中で、その答えが徐々に表面化していくという。
本作の特徴として、プレイヤーは「知識」を最強の武器として活用する。巨大な存在の軌道や「イーレム」の鼓動、見張り番の動きなど、この世界の仕組みを観察し理解することで、戦闘を有利に進めたり、道を見つけたりすることが可能になるという。
知識が導く探索と戦闘の可能性
「Knowledge-Driven Combat and Exploration」と題された本作は、どこか見覚えのある世界でありながら、常識が通用しない場所として描かれている。例えば、巨像の軌道や動きに隠されたルールを学ぶことで、新しい道が開かれるかもしれない。その知識が戦闘においても鍵となる。
一方で、未発見の領域を探索するには、少女だけでなく猫の能力も必要となる。問題を解決できるのは猫だけ、という場面も登場するようで、少女と猫がどのように連携していくのかが、ゲームプレイの核となるだろう。
母の残した謎と世界の真実
物語の根幹には、行方不明の母が残した謎がある。沈黙する巨人とは何か、新生児の巨人とは何か、そして見張り番はなぜ猫を追うのか。すべての糸は行方不明の母につながっており、彼女が歩んだ道をたどることで、真実へと迫ることができるという。
本作は、単なるアクションアドベンチャーに留まらない。猫との絆が物語の進行に深く関わっており、その関係性は最初から完成されているわけではない。次第に築かれていく絆が、ゲーム全体のテーマとして大きく描かれているようだ。
PC向けアクションADVとしての展望
『Ylem’s Cat』は、Diamond Cat Studioのデビュー作として注目を集めている。現時点でSteamストアページが公開されており、ウィッシュリストへの登録が可能だ。配信時期や価格帯などの詳細は今後発表される見込みで、インディーゲームとしての完成度がどこまで高められるのか、今後の情報に注目が集まる。少女と猫という異色のコンビネーションを活かした本作が、どのような体験をもたらしてくれるのか。リリースに向けて、さらなる情報公開が待たれる。