デベロッパーのBatWorks Softwareが手がけ、パブリッシャーのElectric Airshipが配信を予定しているホラーRPG『HorrorVale』が、家庭用ゲーム機向けに正式ローンチされることが発表された。対応プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series、PlayStation 4、Xbox Oneaa、Nintendo Switchの主要5機種。これにより、これまでPC(Steam)限定で展開されていた本作が、より幅広いユーザー層へとリーチすることになる。
『HorrorVale』は従来型のターン制コマンドバトルを採用したRPGでありながら、ホラー要素を大胆に融合させた異色の作品。本作の主人公であるアリスは、ゾンビ化してしまった愛犬スクラッフィーを救うため、平穏だったはずの街「HorrorVale」を襲った異形のモンスターたちに立ち向かう。隣人はゾンビ、郵便配達は蘇った怪物、自宅の風呂には幽霊が潜むというこの世界は、不気味さとユーモアが絶妙に混ざり合った独特の雰囲気を醸し出している。
ストーリーと世界観——全4幕で紡がれる冥界の冒険
Electric Airshipが公開したゲーム概要によれば、『HorrorVale』の物語は全4幕で構成されており、プレイ時間は50時間以上を見込むという。プレイヤーはアリスとなって、不気味な街並みや不気味な森、湿原などを巡り、次第に明らかになる「Monstersが谷を支配する謎」に迫っていく。この深い神話体系と世界観の掘り下げが、本作の大きな魅力の一つとなっている。
ゲームシステムの特徴——伝統的ターン制バトルにスパイスを
バトルシステムは「spooky spin(不気味なひねり)」が加えられた伝統的なターン制。単なる古典の焼き直しではなく、ホラー要素を活かした独特な演出やギミックが用意されているとみられる。具体的な戦闘システムの詳細はまだ明らかにされていないが、雰囲気にマッチした緊張感のあるバトルが期待できる。
30人以上の個性豊かなキャラクター
本作のもう一つの目玉は、30人以上のユニークなパーティメンバーを仲間にできる点だ。各キャラクターは独自のアビリティと個性を持ち、さらに60のサブクエストを通じて彼らのパーソナルストーリーを知ることができる。また、全キャラクター間で経験値が共有される「Shared XP」システムを採用。これにより、特定のキャラクターに経験値を集中させる必要がなく、自由にメンバーを入れ替えて実験的なパーティ編成を楽しめる。この設計は「ロストXPへの恐れなく多様な戦略を試してほしい」という開発者の意図を感じさせる。
コンソール版の注目ポイントと今後の展開
PC版は2024年10月1日にSteamでリリース済み。今回の発表は家庭用ゲーム機版の正式な市場投入を意味する。PS5やXbox Seriesといった現行世代機に加え、PS4やXbox One、Nintendo Switchといった幅広いプラットフォームへの対応は、多くの日本のゲーマーにとっても朗報と言えるだろう。特にSwitch版の登場は、携帯モードでのプレイスタイルとの親和性が高く、じっくりと時間をかけてプレイする本作の性質に合致している。
なお、今回の発表に合わせてコンソール版の告知トレイラーも公開されている。以下がそのトレイラーだ。
『HorrorVale』は、ホラーRPGというジャンルにユーモアと冒険心を加えた、独自のポジションを確立しようとしている。PC版で一定の評価を得たタイトルが、いよいよ家庭用機に進出する。コンソール版における追加要素やパフォーマンスの最適化など、さらなる詳細情報の発表が待たれる。発売時期は現時点では未定だが、Electric Airshipからの続報に注目したい。