パワプロ2026-2027は遊び甲斐あり。スプラ3再ブームでシャケしばき

今週のNow Gaming第549回でライターが熱中した4タイトルを紹介。

投稿者 central
『パワプロ』最新作と『スプラトゥーン3』イベントに再注目。
ハイライト
  • 『パワフルプロ野球2026-2027』は歴代サクセス時空を渡るパラレルオールスターズ編が魅力。
  • 『スプラトゥーン3』ビッグビッグランはランダム要素が高く対応力が試される。
  • 『IRON NEST』はディーゼルパンク世界観でアナログ砲撃操作を楽しむシミュレーション。

今週のNow Gamingは、各ライターが実際にプレイしたゲームについて自由に語るコーナー。今回が第549回目となる。今週取り上げるタイトルは、『IRON NEST: Heavy Turret Simulator』『スプラトゥーン3』『二万分の一の雨粒達 – One in 20,000 raindrops』『パワフルプロ野球2026-2027』の4本。湿気が厳しい季節ではあるが、ゲームの世界はそれぞれに熱気を帯びている。

『IRON NEST』体験版:超巨大多脚戦車の砲撃指揮をアナログ操作で

対応プラットフォームはPC(Steam)。製品版は8月初旬のリリースを予定している。今週プレイしたのは、超巨大多脚戦車での砲撃を指揮するシミュレーションゲーム『IRON NEST: Heavy Turret Simulator』の体験版だ。居住スペースまである戦車内部を舞台に、プレイヤーは受信した指令を基に、マップ上の目標地点と距離を測定。弾道計算機で砲身の仰角を算出し、砲弾と装薬を装填した後、割り出した角度と方角へ砲身を動かして発射に至る。ディーゼルパンクの世界観が採用されており、アナログ感のある各装置を一つ一つ操作していくだけで、雰囲気があり楽しめる。

ただし、装置の操作は基本的に数値を正しく設定するだけのため、ゲームプレイの主軸はむしろマップ上のパートにある。複数の観測手の地点からの情報を統合して目標地点を特定したり、砲弾の種類ごとの想定被害半径を確認しながら着弾地点を調整したりする。そうした細かい作業を経て、待望の砲撃に臨めるわけだ。

『スプラトゥーン3』ビッグビッグラン:再ブームでシャケしばきに熱中

対応プラットフォームはNintendo Switch 2/Nintendo Switcha。『スプラトゥーン3』のビッグビッグランに潜っていた。今回はステージもブキもランダム、しかもピーキーな性能のブキばかりということで、通常よりも状況への対応力がさらに求められる。長射程ブキが1つでもあれば安定するハコビヤ襲来で、短射程ばかりが揃ったり、インク管理が難しく機敏に動けないスロッシャーだらけになったりする。いわゆるクセ武器に分類されるブキでも、通常のブキがどれほど扱いやすいかを痛感させられる。

最近は『スプラトゥーン レイダース』の発表や非公式な大会の影響もあり、本作は再びブームを迎えている。新しくゲームを始めたというプレイヤーも散見され、スプラ好きとしては嬉しい限りだ。Xマッチにおけるマッチングシステムのアップデートには賛否があるが、初心者がわいわい楽しそうにプレイしている様子を眺めていると、競技性が高まるあまり、ゲームは楽しむものであるという本質を見失ってはいけないと教えられる。とはいえ、個人的には今年の夏はウズシオ諸島にかかりきりになりそうなので、マッチングシステムについてしばらく気にすることもなさそうだ。

『二万分の一の雨粒達』:瑞々しい青春の1ページを描くノベルゲーム

対応プラットフォームはPC(Steam)。今週は、冷笑的な態度の捻くれた高校生が主人公のノベルゲーム『二万分の一の雨粒達 – One in 20,000 raindrops』を遊んだ。主人公の久我聡は、その性格から孤立した高校生活を送っている。しかし、なぜか修学旅行でクラスの中心グループと同じ班で過ごすことになる。さらに仲良しに見えるその中心グループには、隠された軋轢が存在する。久我聡は共に過ごすうちに問題に巻き込まれ、自分自身とも向き合う。雨と修学旅行にまつわる青春が描かれる。『片腕のザリガニ』を制作したサークル「斜塔ソンブレロ」の新作で、立ち絵を用いず全編がスチルで描かれている点も特徴だ。

捻くれた主人公が一見正反対の人物と交流し成長するという筋書きはありがちだが、本作は主人公の内面を緻密に表現。2時間程度のプレイ時間で、多数のスチルも相まって、シーンが過不足なく描かれている。テンポよく物語が進む。前作が面白かったため期待していたが、そのハードルを軽々と超えてきた作品だった。

『パワプロ2026-2027』:遊び甲斐あり、球春から続く野球ブーム

対応プラットフォームはNintendo Switch、PS4。『パワフルプロ野球2026-2027』を遊んでいる。個人的には『パワポケ』をよく嗜んでおり、近年の『パワプロ』にはあまり触れていなかった。今年は球春から「2026 World Baseball Classic」が開催されたこともあり、関心が高まっている。過去作プレイヤーや野球への関心が元からある筆者としては、歴代サクセス時空を渡り歩ける「パラレルオールスターズ」編や、DLCの「歴代レジェンドコンプリートセット」に惹かれて購入した。ぼちぼち進めている。

久々にサクセスを遊んでみると、想像以上に気楽にプレイできるという印象だ。プレイ時間もすぐに終わるものから、じっくりできるものまであり、遊び方の幅が広い。「パラレルオールスターズ」に関連するサクセスも収録されており、アマゾネスの独立リーグ編や、熱血きらめきアオハル学園もプレイ可能だ。贅沢を言えば甲子園ヒーロー編を現行機で遊びたかった気持ちもある。しかし、「パラレル」が簡単に遊べる難易度なのは、そこから個別のサクセスをすぐにプレイできるようにする狙いもあるのだろう。とにかく遊び甲斐があるという感じで、しばらく本作ばかり遊んでしまいそうだ。嬉しい悲鳴である。

この記事をシェア