Relic Entertainmentは、人気リアルタイムストラテジーシリーズ『Company of Heroes』の最新作として、スタンドアロン型のローグライトWaveディフェンスゲーム『Company of Heroes 3: Final Stand』を正式発表した。PC(Steam)向けに2026年7月29日、全世界同時リリースとなる。本作はシリーズ未経験者でも単独で楽しめる設計が特徴で、既存の『Company of Heroes』シリーズの所有は一切不要。本体験はソロプレイはもちろん、協力プレイにも対応しており、シリーズファンだけでなく、RTSやタワーディフェンス系のタイトルを好む幅広いゲーマーにとって注目のリリースと言える。
『Company of Heroes 3: Final Stand』とは——シリーズ初のスタンドアロンWaveディフェンス
本作は『Company of Heroes 3』の世界観を継承しつつ、コアとなるゲームプレイをWaveディフェンスに特化させた意欲作だ。プレイヤーは防衛線を構築し、12ラウンドにわたって押し寄せる敵の波を迎え撃つ。各ラウンドは難易度が段階的に上昇し、最終的には強力なボスユニットが待ち受ける。全36種類のボスユニットはそれぞれ特殊能力と撃破報酬を有しており、攻略パターンは多岐にわたる。また、Waveクリアのたびに発生する18種類の動的イベントが戦況を一変させる。これにより、毎プレイがまったく異なる展開を見せる仕組みだ。
ローグライト進行システム——毎回異なる戦術構築
『Company of Heroes 3: Final Stand』の中核をなすのが、深みのあるローグライト進行システムである。プレイヤーはランの開始時にバトルグループをゼロから編成。各Waveのクリア後に提示されるユニットやアビリティは毎回ランダムであり、その選択がランの命運を左右する。さらに、ランを跨いで適用される永続強化要素として、パークや特殊能力がファクション固有の進行ツリーでアンロック可能。これらのアップグレードは各陣営のプレイスタイルを根本から変えるものであり、高難易度への挑戦や繰り返しプレイの動機付けとして機能する。
4つの陣営と5つの戦場——多彩な戦術の組み合わせ
本作では、アメリカ軍、ドイツ国防軍、イギリス軍、ドイツアフリカ軍団という4つのアイコニックな陣営を指揮できる。各陣営はそれぞれにユニークな進行ツリーを持ち、プレイスタイルに応じたカスタマイズが可能だ。戦場はWaveディフェンス専用に設計された5種類のバトルグラウンドが用意され、地形や障害物を活かした防衛線の構築が求められる。難易度は初心者からベテランまで8段階から選択でき、12ラウンドの標準モードに加えて果てしなく続くエンドレスモードも搭載。やり込み要素は十分に確保されている。
プレミアムスキンと新ナレーター——演出面にも注力
製品版では、4陣営それぞれに対応したプレミアムコスメティックスキンパックがアンロック可能な要素として収録される。また、本作のために新たに収録されたアナウンサーボイスが、戦場の臨場感を一層引き立てる。こうした演出面の充実は、単なるスピンオフではなく、シリーズの正統な一作としてのクオリティを追求している証左と言える。
7月29日、Steamで配信開始——日本語にも対応か
『Company of Heroes 3: Final Stand』は、2026年7月29日にSteamにて配信開始予定。価格帯や言語対応の詳細は現時点では明らかにされていないが、Relic Entertainmentの近年のタイトルは日本語対応を進めており、本作も日本語表示および字幕に対応する可能性が高い。正式な情報はSteamストアページの更新を待ちたい。
長年にわたってRTSジャンルを牽引してきたRelic Entertainmentが、ローグライトという現代的要素を取り入れつつ、シリーズの本質である「戦術指揮の緊張感」をWaveディフェンスという形式で昇華させた本作。既存ファンはもちろん、シリーズに馴染みのない層にも手に取りやすい設計は、同スタジオの戦略的な一手と言える。今後の続報に注目したい。